2018年12月アーカイブ

X'mas Greetings 2018

Merry Christmas!!
12月に入ると英国人はクリスマスカードを交換し始めます!
2018年のクリスマス?も近づいてまいりました!
素敵なクリスマスをお過ごし下さいませ!


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Fire Place(暖炉)

暖炉のあるお家・・・憧れますよね~?
最近こそ、日本の家屋や洋風建築で暖炉のある家が増えてきましたが、イギリスでは何百年も前から使用していた建物を残しリフォームしながら暮らしていくため、昔は使っていた暖炉を現在は使ってなくてもインテリアの一部として残す家庭が多く、家の外から眺めると煙突が今でも残っている家が多いんですよ。

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英国のレストラン内ですが、とある一席の横にも・・・
以前は使用していた形跡があり、灰も残っています。
パーティなどの人数が集まる時などはこちらのテーブルを配置換えして、暖炉を灯すようです。
     

Fire_Place_02.jpgのサムネイル画像




















ホテルのラウンジにも・・・
レザーのちょっとした腰掛があります。


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ザ・プリンス軽井沢のロビーには地元浅間石を使用した暖炉がお客様をおもてなししてくれます

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焚き火用の薪も常に常備
地元産の石を使うのも地産地消で良いアイデアですね。

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こちらは英国、一般家庭の暖炉です。
昔ながらのコテージに住むオーナーは暖炉をそのまま残して、生活しています。
冬に遊びに行くといつも暖かな暖炉の周りは家族や飼い猫が集まる特等席です。


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夜は電気を消し、暖炉の炎で静かに過ごすこちらの家庭では家族の時間をとても大切にします。


週末は夕食後、お母さんもキッチンでの作業を終え、子供達もお父さんも暖炉の周りに集まります。
テレビやビデオを観て一緒に過ごし、観終わった後、その映画についての感想を述べたり、会話を楽しみ、子供達の個性や話に耳を傾ける大切な時間を過ごします。


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夏は暖炉を使用しないので、その周りには観葉植物などグリーンを配置して、インテリアの一部として利用します。




暖炉の横には以前[過去記事:Antiqueアンティーク:Toasting Folkトースティング・フォーク]">でご紹介したトースティング・フォークも飾っていたりします。     

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最近の暖炉はガスが主流となっているので、ガラス張りになっていて、リモコンで火の調整が出来ます。
実際には薪で暖を取る家庭は少なくなってきていますが、それでも必ずと言ってよいほど各家に存在するこのファイヤープレイスが家族の集まり場所でもありますね!!
日本の囲炉裏の様な感じでしょうか?


クリスマス気分の高まるこの時期は特に暖炉、fire placeは家族の集まる団欒の場所なのです。

Christmas Cracker(クリスマス・クラッカー)

イギリスには日本の皆さんには「えっ?」と思う習慣があります。
その一つがディナー‼
日本の英語教育では'dinner(ディナー)'という言葉は「夕食」と習った方が多いと思いますが、英国内の北と南でそのディナーの使い方が変わってきます。英国の北部でDinnerはその日一日の一番大きな食事を表すため、昼食だったり、夕食だったり使い方が会話の中で変わってきます。
これは、英国文化、そして英語をよく理解してきた頃に分かってくることなので、初心で英国に触れた外国人は「えっ?なんで、昼のランチなのに夕食の話してるの?」と思ってしまう所ですが、実は北と南でtea(ティー)の使い方も違うんです。
別の機会にteaについて述べますが、Christmas Day(クリスマス当日)のディナーは家族全員が揃い、英国特有のクラッカーを引っ張り合って家庭内で楽しくディナーを頂きます。
そのディナーが始まる前にテーブルセッティング‼

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テーブルも子供たち向けクリスマス仕様に変更       弊社ショップで販売中のクラッカー

料理で忙しいお母さん達のためにテーブルセッティングは子供でも旦那様でも手の空いている人が担当します。子供がいる家庭ではきらびやかで豪華と言うよりは、少し子供仕様のテーブルセッティングですね。
その時にクラッカーも準備します。

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隣の席の子と引っ張り合います             王冠の形をした紙のかぶりもの

そして、子供たちは食事が運ばれてくる前にこのクラッカーを鳴らしたくて、引っ張りたくて仕方なく待ちきれないのです。中には王冠の形をした紙ハットやおもちゃ、プラスティックの文房具、なぞなぞ等が入っていて、彼らは大人も子供も老人もこの食事会の時にこのハットをかぶり、食事を頂きます。
この紙ハットはKing's paper hatと呼ばれ、王様の王冠を紙で作ったものなんです。

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クラッカーの中身はこんな感じ             中にはなぞなぞも入ってます

クラッカーの中身は子供たちが喜びそうなおもちゃだったり、子供たちが分かるレベルのなぞなぞが入っています。クラッカーを選ぶ時には箱の裏におおよそ、どんなものが入っているかなど写真付きで紹介されていたり、適年齢が入ってたりするので、そのパーティ事に選べます。これが、大人の女子会クリスマスパーティだったりするとちょっと豪快なおもちゃ?(景品と言った方が良いのでしょうか?)が入っていたりします。
なぞなぞも大人用に少し難しかったり・・・。

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紙ハットの歴史と紙王冠

弊社ショップでは様々な英国グッズを販売しています。クリスマス時期など季節の商品もありますので、是非オンラインショップをのぞいてみて下さい。

《ショップ情報》
マークスガーデンアート
東京都調布市小島町3-43-8 1F
TEL:042(444)1515

《オンラインショップ》

リンゴドクガ

今年は酷暑と言われるほど暑かった日本列島ですが、お庭にも多々影響が出ていた様です。
暑くて庭に出れなかったせいか、雑草取りが追いついてなく、ボサボサになって蒸れていたり、変なカビや虫がいたり...。
そんなお庭の一画で綺麗な色の毛虫を発見!

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黄色の毛に赤い角?
「これは!」と思って調べると「リンゴドクガ」と言う、不気味な虫!
毒のない蛾でしたが...成虫はモンスター!気持ち悪い‼
でも、綺麗な黄色。

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こちらの画像はインターネットより引用














皆さんのお庭は大丈夫ですか?
暖かい日に見つけたこのリンゴドクガですが、今週末のように寒くなると葉の後ろに隠れたり、枯葉の中に潜り込んでひっそりと寒さをしのいでいたりする可能性があります。
成虫になって、飛び立つ時にはこんな気持ち悪いモンスター蛾になるんですよ!


現在、私達マークスガーデンアートのスタッフは各お庭の手入れで、大忙しです。
お庭に潜むこんな害虫も、枯葉もきれいに取り除きます。一年間彩りを与えてくれたお庭に休息を与えて、次の春を迎えるための球根の植え込み、一年草などの植え替え、剪定など一年に一度は皆さんのお庭にも大掃除が必要ですね!

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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