Hakuba Cortina English Garden(白馬コルチナイングリッシュガーデン)の最近のブログ記事

5月27日(土)より今年のオープンを迎えた白馬コルチナ・イングリッシュガーデンでは以下の日程で小規模なイベントを予定しています。
コロナによるホテル休館やガーデン休園時期もありましたが、今年の白馬コルチナ・イングリッシュガーデンはグランドオープンより10年を迎えます。
この地にガーデン造成を計画し、様々な方々がこのガーデンに寄り添い、見守って、支えてくれました。
マークのデザインを基に小さな苗木や花苗から育てた植物達がこの地で生長を始め、今では訪れる方に癒しを与えてくれています。

11年前の6月初旬に植栽工事に取り掛かりました。
今まで手入れされていなかった樹木の剪定や整理を行い、枯れ枝だけを取り除く作業
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支柱組みなどはプロである職人さんに
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地元のガーデニングクラブの方々にも植栽に参加してもらい、植物に対する知識や技術のないホテルスタッフには彼らができる作業を手伝ってもらいました。
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こちらの記念写真には一部の方々だけが写っていますが、この写真に写っていないだけで何十人という人々が数日に亘り集まってくれ、プロも素人も一緒になって一つのチームとなって作業を行いました。
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マークは特にシンボルツリーとは呼んでいないのですが、ガーデンの中心にそびえたつ大事な柳の木も台風の被害で傾いたこともありました。
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雪害の多いこの場所では特にバラを育てるのに苦労があります。
そのため毎年思考錯誤を繰り返してきましたが、雪の多い年、少ない年、読めない気候にも振り回されてきました。
昨年バラを追加で植えこんでいます。
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この10年間様々な出来事があった白馬コルチナ・イングリッシュガーデンですが、ガーデナー、ホテル経営陣、地元有志の方々、何よりも花・ガーデン・ガーデニングが大好きなお客様に支えられて、2023年開園を先日5月27日(土)に迎えました。

今年は久しぶりにデザイナーのマーク・チャップマンによるガイドツアーを以下の日程で行います。
お時間のある方、当時植栽工事に参加して下さった方、数年ぶりに訪ねてみようと思って下さる方、当日現地でお会いできる事を楽しみにしております。
雨天の場合は館内でトークショーへ変更となります。
詳細については今後「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」の公式アカウントInstagram、Facebookでも発信していますし、弊社アカウントでも発信予定です。


6月25日(日)10:00~


お天気に恵まれますように!!
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今年の3月は過去最高の平均気温を記録し、桜の開花も、終わりも早かった気がします。
そして、東京ではつい先日ポツ、ポツとモッコウバラが咲き始めたかと思うと日当たりの良い場所に植わっている株は一面に咲き誇りだしました。
先日、弊社代表のマーク・チャップマンがデザイン、監修を務めた本栖湖リゾートにある「ピーターラビット™イングリッシュガーデン」の開園日が芝桜まつりと同時開催で決まり(4月15日(土)~)とお伝えしましたが、長野県にある「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」(2010年設計、2013年グランドオープン)は未だ雪が残っています。しかし、例年にない融雪スピード。暖かい気温で怖いくらい溶け始めました。
という事で、今年2023年の開園日が決まりましたので、お知らせします。

開園日:2023年5月27日(土)~

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当ガーデンはスキー場のリフトとリフトの間にガーデンを造成しています。
スキー場を併設してるこちらのホテルグリーンプラザ白馬は今春のスキーシーズンを終了しました。
ゴールデンウィークには新緑まぶしい白馬の山々が良い時期と思いますが、こちらのガーデンは雪解け後に大変な作業が待っています。
雪害で倒木した樹木類の整備、何百本という雪囲いや支柱を外し、芽吹きの準備に入ります。
どうぞ、今年の白馬コルチナ・イングリッシュガーデンもよろしくお願い致します。


ホテルグリーンプラザ白馬
〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村大字千国乙12860−1
お問い合わせ TEL:0570-097-489 (受付時間:10:00~18:00)

[白馬コルチナ・イングリッシュガーデン 公式]

【春咲き球根植えてます❗️】

Garden maintenance in Hakuba. Started planting spring bulbs. These bulbs are Camasia.

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定例のメンテナンスで白馬コルチナ・イングリッシュガーデンに来ています。日中は20℃前後、朝晩10℃くらいまで冷え込む白馬ですが、ガーデン内に植わっているカマシアをガーデナーズと植込みました。

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こんなに大きい球根なので、深く植え込む為、水道工事用などで使われる細長いスコップが有効的です。来春までさようなら〜?こちらの売店では球根の販売を行ってます‼️買いに来て下さいね〜

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白馬コルチナ・イングリッシュガーデンの早い秋

久しぶりに白馬コルチナ・イングリッシュガーデンの状況をご紹介します。
いつもフェイスブックではご紹介しているのですが、ちょっと違う写真も掲載したいと思います。(ちなみに弊社フェイスブックはホームページのトップページ右上にアイコンがありますが、そちらを押していただければどなたでも見ることができますよ‼)

毎年5月から11月のグリーンシーズン中の月に一度、現地ガーデナーの育成アドバイス、メンテナンス、コンサルタントとして白馬コルチナに伺っています。
9月初めに伺った際のお庭の状態はこんな感じ・・・。

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フィソステギアの優しい紫              ユーパトリウムの蜜を吸う蝶

この時期のロックガーデンはフィソステギアやホスタ、アジサイの花が咲き、カラーリーフのアサギリソウやシモツケなどと調和しています。春だけではなく、夏も秋も晩秋もどのように庭が植物で彩られながら一年のサイクルを過ごすのか、どんな生態系なのか等、とても勉強になります。
デザインしたマークの植物配置を経年経過で見守っていくと、植物好きなデザイナーが仕上げた庭なんだな~と実感します。
ガーデン散策に出かけると色だけを考えたデザイナーの庭なのか、構造物だけを見ているデザイナーなのか、それとも流行りの植物で構成した庭なのか、植物の事を本当に分かって植栽しているのか、植物の組み合わせなどで読み取ることができます。

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ナチュラルガーデン手前からホテル側を望む       タリクトラム(カラマツソウ)

この時期の空は遠く、日差しも柔らかい感じがします。
秋が深まって来ました。朝晩は12℃くらいまで下がるそうですよ。
春の草花も色合いが素敵ですが、秋の草花、潅木、樹木も優しい色合いでしんみりと来る感じです。

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萩の白花                  ナツヅタの実

白馬では萩が旺盛に育ちます。
ピンク花も植わっていますが、白花も斑入りもあります。
植物達が実を付け、ピカピカ、ツヤツヤしてるとスッーと惹き付けられて見入ってしまいます。
秋の長野県は見どころが沢山です。是非、ガーデン散策に白馬コルチナ・イングリッシュガーデンを追加して下さいね~!!

白馬コルチナ・イングリッシュガーデン2017年開園のお知らせ

2017年の白馬コルチナ・イングリッシュガーデン2017年開園のお知らせです。
弊社デザイナーのマーク・チャップマンがデザイン、施工、管理(月に一度訪問)、監修を務める「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」は年々生長し、庭の風格も出て来ました。是非、今年のお庭の変化をご覧下さい!!

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この時期にしか開花を見られない、草花も多数有ります。
山野草、高山植物、球根、宿根草、潅木(シュラブ)樹木等々白馬コルチナ・イングリッシュガーデンでしか、観察する事のできない植物達のパワーを感じられるお庭になっています!!

白馬コルチナ・イングリッシュガーデンの冬

東京近郊では雪の予報が出ていますが、皆さんの地域ではどんなお天気でしょうか?
11月中に東京で雪の予報が出るなんて、今年の冬はどんな寒さになるのでしょう・・・。

先日、11月始めに白馬では最初の雪が降りました。
今年は特に北海道で台風による被害が大きかったり、10月中に積雪があったりと例年にない気候の変化がありましたが、白馬での積雪は例年通りの様子です。
ただ、昨年は例年通りの初冠雪だったにもかかわらず、その後の雪が少なくホテルグリーンプラザのある国際コルチナスキー場ではスキー場のオープンが予定通りにいかず、年末になってしまいました。今年はこんなことがないように順調な積雪を祈るばかりです。

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フサスグリの赤い実がそのままで雪が積もり、不思議な光景です。
グランドカバータイプの匍匐性コニファーにも雪が被りましたが、匍匐性のコニファーは元々背が低く枝が割けるほどではないため、寒冷地特に積雪の多い庭にもおススメです。

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雪囲いのために数百本の杭を打ち、寒冷紗をかけて降り始めの雪から守ります。
降り始めの雪は水分を多く含んでいるため、重く枝や幹が割けてしまう事が多く、特に背丈があり生長途中のコニファーやバラなどには必須アイテムです。
10月中旬頃から冬支度を準備してきたガーデンスタッフですが、毎年この10月末~11月初めには初冠雪があります。ガーデンを楽しませてくれた植物達に感謝を込めて、マークと弊社スタッフも毎年この時期にガーデンメンテナンスに参加していますが、来年の春「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」の植物達に再度出会えることを楽しみに、ガーデンに休暇を与えてあげましょう。

白馬コルチナ・イングリッシュガーデン 宿根草ボーダーガーデン

先月8月初めに白馬を訪れた際には真夏の宿根草が、花を付け始めていました。
リグラリアはダークな銅葉に黄色の花が咲き、ヘリアンサス'レモンクィーン'は蕾、ホスタ(ギボウシ)には長い茎が上がりその先に花が付いて、離れたところから庭を散策しているとちょっと素敵です。

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バーベナ・ハスタータ                     アキレア 'ラブ・パレード'

宿根草ボーダーでもバーベナ・ハスタータやアキレア、ヘリアンサスなどちょっと背丈がある植物で高低差が出ています。
今年の白馬は7月中、土日のたびに雨が降り、湿りが多い土壌になっていました。
山間の天気だけに、8月の訪問時は晴れていたかと思うと夕立に見舞われたり、ホテルの駐車場先では降ってるのに、ガーデンでは降っていなかったり、目まぐるしく変わります。

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エキナセア プルプレア                エキナセア プルプレア 'ラッキースター'

夏の定番はエキナセア。ハーブの一種としても人気が高い宿根草ですね。
同じ学名でも園芸品種名が違うだけで、色も背丈もこんなに違うんですよ‼
ピンクなのか、白なのか、求めている植物の色や高さ、広がりなど慎重に選び、正しく求めれば理想に近づきます。
マークが日本に来日して、デザインを始めた頃、まだ日本では学名が重要視されていませんでした。そのせいで、マークが学名で植物リストを作り、植物を調達しようとしても、全く違うものが到着したり、日本人スタッフにも生産者にも欲しい植物が伝わらなかったり、苦労したと言っていました。
マークの講演会では来日以降、「学名を勉強する事の大切さ」を述べています。


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森山ガーデナーとマーク               ヘリアンサス

この日はチーフガーデナーの西田さんはシークレットガーデンの整備で、新エリアを担当していました。そんな時は森山ガーデナーが頼りになります。月に一度、白馬に通い、専属ガーデナーに次にやっておくべきことのアドバイスや問題点、手入れ方法などを伝授しておきます。
一緒にシークレット・ガーデンの進捗状況をチェックし、植え込みを一緒に行い、既存の庭のチェックも行います。

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夏の木漏れ日が強い日差しを遮ってくれます        柔らかい印象のグラスガーデン

昨年5月に施工したウッドランド・トレイルも夏の強い日差しを避け、山野草を散策しながら歩けてボリュームが出てきました。バークチップ(ウッドチップ)の道を進むと木道が出てきます。地元のオニシダが力強く、早春には水芭蕉も見ることができます。
グラスガーデンは今年、雨が多かったせいか少し元気がない感じ?
雑草取りは引き続き行いますが、これからの季節、台風の影響を受けますので、台風が通る経路になっている場合には対策が必要ですね‼

白馬コルチナ・イングリッシュガーデン ウッドランド・トレイル

この時期昨年オープンしたウッドランド・トレイルを進んでいくと様々な山野草が花を咲かせています。
東京では見ることのない爽やかな色合い、形状の植物が育っています。
昨年、5月に植栽してそれ以降ガーデナー達が雑草取り、水やりを重ね今年の植物達は一冬を越え、一回り大きく、強く芽吹き出し花を付けた感じです。

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オカトラノオ            ナミキソウ

自然の雰囲気をそのままにしたかったため、マークも造成チームもガーデナースタッフも皆が同じ方向を向いて、コンセプトに従い挑戦しました。一度は「大丈夫かな~?」なんて不安が過りましたが、いつもここ白馬コルチナ・イングリッシュガーデンのあるホテルグリーンプラザ白馬のホテルスタッフはやってのけてしまいます‼頼もしいメンバーです。

学名:Lysimachia clethroides(日本語流通名:オカトラノオ)は白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下の方から開花していきます。
花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がるため、この名前が付いたようですが、スッーと通った花穂が綺麗ですよね?
   
また、学名:Scutellaria strigillosa(日本語流通名:ナミキソウ)は海岸近くの砂地に咲くと言われていますが、白馬の山で自生している光景を見かけています。白馬コルチナのウッドランド・トレイルの中でも気持ちよさそうに咲いていますよ。

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クガイソウ            キンバイソウは目立つオレンジ色

学名:Veronicastrum japonicum(日本語流通名:クガイソウ)は青いスッーと伸びた花穂は日当たりの良いウッドランド内にあります。ウッドランドの中でも木々が交差していない明るい場所、そんな中にあります。

キンバイソウは、山の草原に生える多年草。花はキンポウゲ属の仲間などよりもひときわ大きく、夏の草原ではよく目立つ花の種類。色は黄色ですが、ややオレンジ色を帯びた独特の色合い。どちらもウッドランド・トレイルの中にあるドラゴンの近くで観察できます。

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カラマツソウ                   ナチュラルガーデン

カラマツソウは早春の芽吹きから大変興味深い植物ですよ。
葉っぱは水をはじくような感じで小さく茂り、プツプツしている感じ。夏になるとその先に写真のようなふわふわした花を付け、ふわ~と咲き切る感じです。優しい花と葉っぱで、じ~っと見入ってしまいます。写真に収めようと思ってもなかなかピントが合わず、画像に収めるのも難しい一つのような気がします。
昨年秋にガーデナーの西田さんが改修を行ったナチュラルガーデンは昨年より良くなっていますが、時間をかけて育てる必要がありそうですね。ここは土が固く、既に植わっていたカマシアの球根や苗を掘り起こし、土を改良し植え戻すことが必要で来る日も来る日も西田さんが掘り起こしに苦労していた場所です。
これからも様子を見守りましょう‼
今年の夏は強い日差しを避けて、白馬のウッドランドを散策してみてはいかがでしょうか?

白馬コルチナ・イングリッシュガーデンの夏

今年は例年に比べ積雪が少なかった白馬では雪解けも早く、例年よりも庭が動き出すのが早かったようです。10~13日くらい例年より早かったようで、6月の中旬には宿根草やバラもぐんぐんと伸び、花を付け始めました。
今回の写真は7月初旬に撮ったお庭の様子です。

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ボーダーガーデンからロックガーデンを望む      ロック&コニファーガーデン


ボーダーガーデンでは早春に咲く宿根草(ルピナスの一部やジャーマンアイリスの一部)は既に花が終わっていましたが、草花がリレーで咲き続けるような植栽計画になっています。花だけでなく、葉の広がりや花を付ける*1)おおよその位置、高さなど樹形や形状を知りたい方には参考になると思います。
ロック&コニファーガーデンは特に良い状態になってきました。
ギボウシも大きく広がり、大きな蕾も付けています。

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ウッドランド・ウォーク・イン・ガーデン         ウッドランドの中に咲くウツボグサ

ウッドランドの中も調子いいですよ。
自然に流れていた小川を横切るために歩きやすい平らな石で飛び石を作り、その先には日差しが当たるポジションにイヌコリヤナギの園芸品種'白露錦'が植わっています。その下にひときわ目を引く青い花を付けた植物が・・・ウツボグサです。
居心地が良いと浸食していく植物の場合、雑草化してしまいます。
ここは、少しコントロールが必要かな~?というくらいウツボグサの勢いがすごいのです。

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フィリペンデュラ                  マツムシソウ

学名:Filipendula(日本語流通名:シモツケソウ)   
学名:Scabiosa(日本語流通名:スカビオサ、マツムシソウ)

ピンクの色が鮮やかなフィリペンデュラはウッドランドに適した植物です。
更に昨年オープンしたウッドランド・トレイルのエリアに散策を続けるとマツムシソウが花を付けています。こちらもウッドランドの続きで、木漏れ日の中、山野草植物、白馬原産の植物、ちょっと珍しい植物が植わっています。
白馬コルチナ・イングリッシュガーデンの夏はウッドランドの中でも楽しめますよ~‼

*1) 土の栄養分や状況、気候などで高さや広がり、育ち具合が変わってきますので、「おおよそ」という言葉にしています。

白馬コルチナ・イングリッシュガーデン シークレット・ガーデン

In Hakuba a new area named the secret garden was planted and opened in June.
This is beyond the Woodland trail which opened last year.

今年6月、白馬コルチナ・イングリッシュガーデンでは新たに「シークレット・ガーデン」がオープンしました。
昨年、「ウッドランド・トレイル」がオープンしましたが、更にその上に伸ばせる敷地があるのを確認しており、計画を進めていました。
ここ白馬は11月頃には雪が降りだし、造成用の工事がストップしてしまうため、2015年10月中にできるだけ、土木作業を進めてもらいました。(ホテルスタッフの中にスキー場リフトを管理している策動課チームがあります。そのメンバーが重機を動かしているんですよ!)

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2015年10月の様子                2016年5月植栽工事前

庭を創り始めて、更に伸ばしたい、更に・・・と気持ちが湧いてきたのはホテルの総支配人でした。
毎年のように良くなっていく庭を見ているとホテルスタッフたちの可能性を感じたのだと思います。
2010年マークのデザインを基に墨だしを行い、コンサルティングを行いながら、土木工事、造成工事を進めていきました。そのほとんどはホテルスタッフの手で行い、プロの技術が必要なところは地元の太田造園さんやガーデニング大好きなペンションの女将メンバーやスタッフのママさん方に支えられて、2012年プレオープンを迎え、2013年のグランドオープンへ続きます。


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総支配人も一緒になって庭造りに参加        植込みの植物を配置していきます

その中でも総支配人はいつでも率先して、スーツから作業着に着替え鉢巻をして参加して下さいます。実は総支配人、重機も運転して土木作業も手伝ってくれたり、動かなくなったゴルフカートをエンジンから修理してガーデン用に提供して下さったり、すごい人なんですよ~。
シークレット・ガーデンの植栽にたどり着いたのは2016年5月。この日もゴルフカートを運転して、植物を運んでくれ、植栽工事にも参加して下さいました。
この時、マークの手元には綿密な植栽計画図面はなく、この工事用に用立てられた植物で頭の中で瞬時にこのくらいの大きさ、幅、風景を創りだすと想像して、配置していきます。
こんな時のマークは頼りになりますね~‼
しっかりと計画した図面を基に動くことも大事ですが、瞬時で応用の効く技術と感性。すごいと思います‼


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エンレイソウが咲いている時期に...          2016年7月になるとなじんできました

植栽時期の5月末、ウッドランド・トレイルでは八重のエンレイソウが咲いていたり、マシュマロのようなユキモチソウなど山野草が動き出しました。その後、2ヵ月違うだけで、シークレット・ガーデン入口もなじんできた感じがします。


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芝生は一部種から育てる場所もあります       岩の間には植物を・・・

今回、予算の関係で芝生を張ったところと、種から育てるところと分けています。
将来的にはお茶を飲むスペース、トイレ休憩場所なども考えていますが、積雪の多い白馬ですから建物の作りをしっかりと考えなければいけません。また、お客様が芝生の上を歩けるように日本芝を採用してます。


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カラーリーフも取り込んで              どのように生長していくか楽しみな一画です

植栽後2ヵ月が経過し、ガーデナーの労りで雑草もなく、水やりも順調な様子です。
これからも生長が楽しみなシークレット・ガーデンです‼

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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