2021年2月アーカイブ

小さな空間だから好きなものをセンス良く(東京都調布市T様邸)

小さな空間の施工例記述が続きましたが、こちらは昨年8月のブログでご紹介させていただいた調布市のT様邸。
[外構・植栽リニューアル 東京都調布市(T様邸)]
弊社へ依頼いただく前は野良猫が来て、何を植えても気分が晴れなかったお庭の空間でしたが、2020年3月の植栽工事を終えて、スッキリして下さった様子。
白のメッシュフェンスも撤去したおかげでテラスも広くなり、リビングからのプライバシーとお花をが欲しいな・・・という気分にまで回復して下さいました。

そこで、今回はスッキリしたテラスに納得の鉢を置いて、リビングからの光景を楽しみたいとの事でご依頼頂きました。
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こちらは玄関扉を開けた時の道行く人たちとの目線をずらすための植栽です。
常緑のシマトネリコを植栽しましたが、枝ぶりが柔らかくそこに置いている意図をわざと見せないように計算して、株立ちで設置しています。

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シンプルなテラスに少し装飾が豪華な鉢を望まれて、プライバシー確保の中で花を愛でる。

夏ごろに設置した鉢なので、夏のトレニアは終了して下の画像は冬に植え替えた時の画像です。
季節ごとに植え替えて楽しまれても良いと思います。
小さなスペースならば、こだわりを持って何を優先して、何が今の奥さまの負担にならずガーデニング、庭のある生活を楽しんでいただけるか・・・?

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画像の奥を見て頂けると分かると思いますが、メンテナンスで樹木の剪定や宿根草も切り戻しています。
少ない植物、小さな空間でも手入れを行い気持ちよく清潔にすることでお庭の空間が断然と変わりますし、スッキリします。

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私達の仕事を信じて、全てをマークにお任せにして下さったT様、いつもご相談下さいまして、ありがとうございます。
今後も設置、樹木選び、寄せ植えなど一つ一つご説明しながら私達のサポート、お客様と共にお庭を育てていければと思います。
私達のお客様が少しでも植物を愛でて楽しんでガーデニングを行って頂けると私達も嬉しい限りです。

小さなお庭リニューアル 東京都調布市 (Y様邸)

昨年の夏に恐る恐るマークスガーデンアートのショップを訪れて「小さなお庭だけど、相談に乗って頂けますか?」とご近所さんよりオススメを頂いて「お庭の相談」にお越し下さったY様。
ガーデンリニューアルの案件です。
現地調査に伺って感じたこと...暗くて、植わっている植物を維持しているだけ。
それと、お隣さんとの境界線であるブロック塀の中から鉄骨がむき出しで危ない状態でした。(写真には写っていないのですが...)

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万年塀も暗さを引き立ててしまっている原因ですが、この塀をどうにかするにはお隣さんとの交渉や費用もかさみます。
今回のリニューアルはその部分が気にならないように目線をずらす方法。

ヒヤリングでお話しをお聞きするとおじい様の時代に植えた植物(つつじ、椿、モチノキ)を毎年シルバー人材センターの方に来ていただいて、剪定で維持しているとの事。
常緑だけが植わっているのは庭の前にできたマンションからのプライバシーを確保するため。
でも、その常緑がY様のお庭の暗さを創ってしまっていました。
また、Y様はもっとお花を育ててみたいと...。
私達が言う「メンテナンス」とは維持ではなく、育てることを楽しんで手入れを行うという事です。
是非、庭のある生活を楽しんで欲しい!そう思いました。

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このままではせっかくのお庭が楽しくない!!
担当スタッフからおおよそ、こんなフェンスを考えていて金額のお話しをさせていただき了解を頂いて、先ず取り掛かったのは植わっている植物の選別、撤去(抜根)。その後にお隣さんとの境のブロック。
むき出しになった鉄骨を切断し、木製フェンスを建て付けました。万年塀前の常緑樹の中でも撤去しても問題ないと判断したぴょろぴょろした椿やつつじを間引きする感じで撤去し、他の樹木は剪定を行い庭石を削減。

フェンスは仕上げが綺麗になるように水道栓の後ろで綺麗なおさまりを計算して、施工は忙しいスケジュールの間隙を縫ってマークが担当してくれました。

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デザイナー、ガーデナーのイメージが強いマークですが、一人で灌水、フェンス、ペイビング敷きなど何でもできるマルチなタレントをもっています。
特にDIY感覚で木製フェンスは図面なくぱっぱっぱ!と早くこなしてくれます。
プラス丁寧な仕事、綺麗な仕上がりでさすが!!

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今まで、庭に敷き詰めていた玉砂利をお客様に協力してもらい避けていました。

庭石を並べ直し、新たに踏石を敷き、植栽工事を終えた時に再利用。本来の和風庭園での使い方が違うとお叱りを受けるかもしれませんが、庭石や土の処分は費用がかさみます。
ならば、再利用で上手く活かした方が良いと判断し、今回は庭の奥に敷き直しました。

手前に使用していた玉砂利を奥に敷きなおしたのには理由があります。夏場に蚊が出てきた時に、「庭の奥に行きたくない」と思うかもしれません。そのため、雑草予防のために庭奥に玉砂利を再利用しました。
これで全く雑草を予防できるわけではありませんが、できるだけ数を減らせて、奥に行かなくてもいいのでは・・・と思います。


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剪定、抜根、カラーリーフや花物を植栽しただけでY様は気分が変わり、毎朝カーテンを開け「こんなに太陽が入る庭だったんだ!!」と喜んで頂きました。
「今までは楽しくない庭を眺めるのも、陽を浴びることもないからカーテンを開けることがなかったのに、今は毎日庭を眺めて水遣りする事が楽しみで仕方ないです」とおっしゃって下さいました。
今回、新しく植えた植物の中でもY様の知らない植物があり、当然手入れを知らない事もあります。
お友達からも「バラを植えないの?」と言われ、私のところへ相談にもいらっしゃいました。
でも、私達は「先ず、このお庭を満足いくものに仕上げて、次にY様が取り掛かれるようだったり、リニューアルしたばかりの今のお庭が上手くいかないようなら次の手段を考える時にバラを植えることを考えていいのでは?今はY様の力量を拝見させて下さい」と伝えています。
今後、手入れのお手伝いでメンテナンスに入り、相談に乗りながら一緒にY様のお庭を育てていくお手伝いをしていきます。

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小さなスペースであっても庭がある事、土がある事、緑と付き合っていく方法を学べば生活が楽しく変わると思います。
植えたてのお庭は冬前の光景です。色味が少ないように感じますが、春になればもう少し華やかになってくれるであろうデザイン上の計算です。
Y様と共に見守っていくお庭のスタートです。
一人で悩まずにご相談頂けて、ガーデンがある事を楽しんでいただけるように気持ちの変化を感じて頂けて私達も嬉しさいっぱいです。

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり