1mの環境相違で育ちの違い

Even the same plants planted a short distance part can differ in how they grow!!

真冬のメンテナンスでは様々なことに気づきます。都心のマンションのバルコニーで、植物と植物に囲まれた2つのブルーベリー(同タイプ品種違い)が1m離れただけで、育ちの違う兆候を魅せてます!

Blueberry_01.jpg Blueberry_02.jpg

上記2つの画像をご覧下さい。
真ん中がブルーベリーですが、緑のまま少しの紅葉で葉が残ってます。

Blueberry_03.jpg Blueberry_04.jpg

が、もう一方は全て落ちています。なぜだか分かりますか?
ブルーベリーは通常、落葉なので緑葉のまま残る事は珍しいのですが、五色ヒイラギとソヨゴにしっかり囲まれた(守られた)一つ目の画像で見受けられる環境はシェルターとなっています。
それが、その一部空間だけ冷たい風から守られて気温の低下を防ぎ、緑葉のまま残ったのでしょう。もう片方もシェルターでソヨゴとオリーブに囲まれていますが、オリーブは五色ヒイラギほど大きくなく、西陽も入っています。

1mだけ離れて、似た様な環境なのに、こんなにも顕著に育ちの違いを魅せるんですね...。こう言った事が何かあった時の問題解決に繋がります!
もし、今年の夏に片方だけ実のなり方が悪かったら、こう言った事も原因かもしれません。
植物ってどこか悪くて、陽が足りないとか水が欲しい(逆に欲しくない)など何かに嫌がっていても文句を言わないし、数日間、数週間、数ヶ月間我慢して葉を落としたり、黄色くなったり兆候を出し始めます。
ガーデナーは経験と考える力で無口な植物達を元気よくハッピーにしてあげたいなぁ~と思った発見でした!

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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