先月8月初めに白馬を訪れた際には真夏の宿根草が、花を付け始めていました。
リグラリアはダークな銅葉に黄色の花が咲き、ヘリアンサス'レモンクィーン'は蕾、ホスタ(ギボウシ)には長い茎が上がりその先に花が付いて、離れたところから庭を散策しているとちょっと素敵です。
宿根草ボーダーでもバーベナ・ハスタータやアキレア、ヘリアンサスなどちょっと背丈がある植物で高低差が出ています。
今年の白馬は7月中、土日のたびに雨が降り、湿りが多い土壌になっていました。
山間の天気だけに、8月の訪問時は晴れていたかと思うと夕立に見舞われたり、ホテルの駐車場先では降ってるのに、ガーデンでは降っていなかったり、目まぐるしく変わります。
エキナセア プルプレア エキナセア プルプレア 'ラッキースター'
夏の定番はエキナセア。ハーブの一種としても人気が高い宿根草ですね。
同じ学名でも園芸品種名が違うだけで、色も背丈もこんなに違うんですよ‼
ピンクなのか、白なのか、求めている植物の色や高さ、広がりなど慎重に選び、正しく求めれば理想に近づきます。
マークが日本に来日して、デザインを始めた頃、まだ日本では学名が重要視されていませんでした。そのせいで、マークが学名で植物リストを作り、植物を調達しようとしても、全く違うものが到着したり、日本人スタッフにも生産者にも欲しい植物が伝わらなかったり、苦労したと言っていました。
マークの講演会では来日以降、「学名を勉強する事の大切さ」を述べています。
この日はチーフガーデナーの西田さんはシークレットガーデンの整備で、新エリアを担当していました。そんな時は森山ガーデナーが頼りになります。月に一度、白馬に通い、専属ガーデナーに次にやっておくべきことのアドバイスや問題点、手入れ方法などを伝授しておきます。
一緒にシークレット・ガーデンの進捗状況をチェックし、植え込みを一緒に行い、既存の庭のチェックも行います。
夏の木漏れ日が強い日差しを遮ってくれます 柔らかい印象のグラスガーデン
昨年5月に施工したウッドランド・トレイルも夏の強い日差しを避け、山野草を散策しながら歩けてボリュームが出てきました。バークチップ(ウッドチップ)の道を進むと木道が出てきます。地元のオニシダが力強く、早春には水芭蕉も見ることができます。
グラスガーデンは今年、雨が多かったせいか少し元気がない感じ?
雑草取りは引き続き行いますが、これからの季節、台風の影響を受けますので、台風が通る経路になっている場合には対策が必要ですね‼