白馬コルチナ・イングリッシュガーデン 宿根草ボーダーガーデン

先月8月初めに白馬を訪れた際には真夏の宿根草が、花を付け始めていました。
リグラリアはダークな銅葉に黄色の花が咲き、ヘリアンサス'レモンクィーン'は蕾、ホスタ(ギボウシ)には長い茎が上がりその先に花が付いて、離れたところから庭を散策しているとちょっと素敵です。

Hakuba_201608_01.jpg   Hakuba_201608_02.jpg
バーベナ・ハスタータ                     アキレア 'ラブ・パレード'

宿根草ボーダーでもバーベナ・ハスタータやアキレア、ヘリアンサスなどちょっと背丈がある植物で高低差が出ています。
今年の白馬は7月中、土日のたびに雨が降り、湿りが多い土壌になっていました。
山間の天気だけに、8月の訪問時は晴れていたかと思うと夕立に見舞われたり、ホテルの駐車場先では降ってるのに、ガーデンでは降っていなかったり、目まぐるしく変わります。

Hakuba_201608_03.jpg   Hakuba_201608_04.jpg
エキナセア プルプレア                エキナセア プルプレア 'ラッキースター'

夏の定番はエキナセア。ハーブの一種としても人気が高い宿根草ですね。
同じ学名でも園芸品種名が違うだけで、色も背丈もこんなに違うんですよ‼
ピンクなのか、白なのか、求めている植物の色や高さ、広がりなど慎重に選び、正しく求めれば理想に近づきます。
マークが日本に来日して、デザインを始めた頃、まだ日本では学名が重要視されていませんでした。そのせいで、マークが学名で植物リストを作り、植物を調達しようとしても、全く違うものが到着したり、日本人スタッフにも生産者にも欲しい植物が伝わらなかったり、苦労したと言っていました。
マークの講演会では来日以降、「学名を勉強する事の大切さ」を述べています。


Hakuba_201608_05.jpg   Hakuba_201608_06.jpg
森山ガーデナーとマーク               ヘリアンサス

この日はチーフガーデナーの西田さんはシークレットガーデンの整備で、新エリアを担当していました。そんな時は森山ガーデナーが頼りになります。月に一度、白馬に通い、専属ガーデナーに次にやっておくべきことのアドバイスや問題点、手入れ方法などを伝授しておきます。
一緒にシークレット・ガーデンの進捗状況をチェックし、植え込みを一緒に行い、既存の庭のチェックも行います。

Hakuba_201608_07.jpg   Hakuba_201608_08.jpg
夏の木漏れ日が強い日差しを遮ってくれます        柔らかい印象のグラスガーデン

昨年5月に施工したウッドランド・トレイルも夏の強い日差しを避け、山野草を散策しながら歩けてボリュームが出てきました。バークチップ(ウッドチップ)の道を進むと木道が出てきます。地元のオニシダが力強く、早春には水芭蕉も見ることができます。
グラスガーデンは今年、雨が多かったせいか少し元気がない感じ?
雑草取りは引き続き行いますが、これからの季節、台風の影響を受けますので、台風が通る経路になっている場合には対策が必要ですね‼

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

月別 アーカイブ