茨城県結城市にある「結城病院」では今年の秋、「リハビリ・セラピーガーデン」を造成しました。
リハビリステーションの前に造成したガーデンは、名前の通り歩行練習や理学・作業療法に取り組み、社会復帰を目指す方々や気持ちの良い日差しの中、付き添いの方と散歩に出てこられた患者さんに目的を持って利用していただくガーデンとなっています。
秋に植栽する場合、この先の冬を迎え植物の生長は数か月止まっています。
しかし、この時期の植栽では春咲き球根を植え付けることができ、ラッキーな時期でもありますね。マークも植物の設置や灌水パイプの準備が終わり、植栽に参加してくれました。
灌水パイプを張り巡らせて... これからの生長が楽しみな植物達...
植栽して終わりではなく、そこから植物たちの手入れ(メンテナンス)の始まりです。
(書籍「英国人ガーデナーに学ぶ12か月の庭仕事」でも述べていますよ~‼)
灌水パイプはじわじわと染み出てくるタイプのスポンジ状パイプが便利ですよ。
灌水パイプを敷いていても水やりはしっかりと‼ 療法士、患者さん達もガーデンへつい出たくなる?
一通り、植栽が終わった後は灌水パイプを当てにせず、しっかりと水やりを行います。この時期、天気が良いときは乾燥していて植えたての植物達は水を欲しがっています。
工事中、あらゆる方が関心を示してくださいました。
療法士さん、患者さん、看護師さん、お見舞いの方々、皆さんが興味を示して下さりガーデンのそばまで出てきて観察しています。
それだけでも、私達にとってありがたいお話。「リハビリ・セラピーガーデン」の効果が発揮されている時でもあります。
興味を持って、庭に出てきてもらう。そこから、庭を散策始める。そして、手入れに携わってもらう。そんな患者さんの発展がこのガーデンであるなんて...、庭に携わっている者として幸せですね‼