白馬コルチナ・イングリッシュガーデンでは季節がずれて、花を付ける植物もあります。
先日ご紹介したアジサイもその一つですが、アカンサス・モリスもゆっくり、ゆっくり生長し、花芽を付けていました。東京ではアナベルが咲く6月頃の時期に咲くのですが、ここ白馬では10月。咲く時期はその年の気温によっても違いますが、これもまた不思議な光景。

お庭で寛いでいるご夫婦 アカンサス・モリスが花を付けています
先日の訪問で、嬉しい光景を見かけました。
お庭へ散策に来られたご夫婦でしたが、天気良く、心地良い気温の中、お庭で少し休んでいる様子。
同じベンチに座り、本を読んだり、観光案内を見ていたり各々が好きな寛ぎ方をしていて、英国のお庭でよく見かける風景でした。
この「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」が皆さんに寛いでいただけているんだ、そんな使われ方をされていると感じた時、ついカメラのシャッターを抑えてしまいました。
さて、そんな白馬ですが、先月末を持ち2014年度の営業を終了し、お庭では雪囲いの準備、冬前の剪定、大掃除が行われています。

拡張工事中の歩道は木道を採用 その先はバークチップなど
今年度の営業は終了しましたが、来年の準備は既に始まっています。
ウッドランド・ウォークインガーデンを更に拡張する計画で、着々と作業が進んでいます。
以前から拡張工事の話が出た際にマークから「尾瀬の木道」をこの「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」の歩道に採用したらどうか?との案を出しました。
全てを木道にすることはなく、その先の別の歩道はウッドチップを使うとか、整地の際に採掘された石や岩を使って、ウッドランド(森林)の中を散策するルートを作る。
歩道は山の傾斜を緩やかに登って、降りていかなければならず、ガーデンを見学しているお客様の散策時の負担や庭のデザイン性、面白さを考えなければいけません。いつも、歩道を造る時に難しいのが、カーブ(R)を如何に上手く創るかが問題なんですが、ここホテルグリーンプラザ白馬の索道課(スキーリフト等をメンテナンスするチーム)には土木経験者がおり、マークの気持ちを大変良く組んでくれる方々が揃っています。
プロ顔負けのホテルスタッフの仕事にマークもビックリ!!の出来栄えで進んでいます。

バークチップの歩道はアジサイ園でも経験済 自生の山ブドウやさるなしも発見!!
この場所を造成始めた時に残す植物、傷んでいて危ない樹木は伐採するなど選別していきました。そんな中、自生の山ブドウやバラ、さるなし(ここ小谷村の自生キュウイの原種とも呼ばれています)などが発見され、西田ガーデナーはしっかりと保護して、残しています。
これからの季節、冬に向かう白馬では今の時期までにできる造成作業、来年春に行う作業を計画し、翌年のガーデンへつなぎます.
是非、来年も白馬コルチナ・イングリッシュガーデンの生長にご期待下さい。