2014年8月アーカイブ

バリスタの思いやり

以前、何度かご紹介したホテルグリーンプラザ白馬のバリスタ松本さん。
松本さんは昨年(2013年)10月にアメリカのシアトルで開催されたラテアートの世界大会「The Coffee Fest Seattle 2013 Latte Art World Championship Open」に出場し、実績を積んできているバリスタです。
先日、8月のメンテナンスで白馬に伺った時に松本さんが作ってくれたラテがこちら↓

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今回作成して下さったラテアートはお花と葉っぱもついていて、ハート形のチューリップみたい。その上にバラもココアであしらってくれていました。そんなアートに感動して、ほっと一息しながらラテをいただき、会話を楽しんでいるとふっと気づいたことが・・・。     
あれっ?カップに口を付けてラテを飲んだところがスッーと線上になっているけど、アートは原型を保ちながら最後まで楽しめるようになっています。

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あとで、バリスタ松本さんに聞いたところ、お客様の口を当てて飲む角度も計算の上でアートを作成しているとのこと!!
素晴らしい思いやりと言うか、エンターテイメントと言うか、バリスタ松本さんの優しさですね~。

マークが庭をデザインする時に色々な事を計算して、どこに何を配置するか、どの位置からの角度でこんな風になるだろうとかお客様のことを考えて計算し、デザインするのと同じですね!!
職業は違えど、お客様への思いやりは同じ。
また、一つ勉強になりました!!

ちなみに下の画像のラテアートはアイルランドでのカフェで注文ではないものの、ラテを頼んだだけで出てきたラテアート。

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アイルランドのカフェでの一杯

こんな喜ばせ方があるんですね~ラテアートには・・・。
松本さん、いつもありがとうございます!!

過去記事
[ホテルグリーンプラザ白馬のバリスタ No.1]
[ホテルグリーンプラザ白馬のバリスタ No.2]

ホテルグリーンプラザ箱根 2014年8月

8月中に箱根に行ってきました。
この日、東京は気温35℃に対して、ホテルグリーンプラザ箱根のある場所は23℃。
これくらいの気温は体に優しいですよね~。

さて、今年4月に第1期植栽工事を行いましたが、その植栽箇所の一つである入口のロータリーは生長の遅いコニファーを使用しています。ゆっくり、ゆっくり生長するコニファーはその分、手入れの頻度が少ない=ローメンテナンスな植物でもあります。(雑草取りや水遣りは必須ですよ)

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2014年4月にリニューアルしたロータリー               真っ青で珍しい品種のアジサイ

順調にコニファーも育っているようで、隣と隣のコニファーがつながりましたね~。
別のエリアでは既存の植物を移植する形で植え込みを行いましたが、ここでは綺麗な真っ青な紫陽花が咲いていました。少し珍しい品種ですが、残念ながら品種名不明。本当に不思議な花びらなんですよ。この紫陽花。

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パーゴラにバラを絡ませて・・・                     アンジェラも花を付けて新芽も出てきました

6月の第2期植栽工事で一番大変だった場所でもあるレストラン前のガーデンではパーゴラを設置しています。ここホテルグリーンプラザ箱根では富士の展望が見事で観光客が絶えません。
晴れの日には目の前に大きな富士山が顔を出すのですが、霧や雨、天気が悪いことが多いので、富士山が展望できた方はラッキーですね!!

バラも順調に伸びていましたが、中には調子の悪い植物もありました。
その場所が何らかの理由で嫌いなのか、水はけが悪いのか、水が行き届いていないのか、元々の株が良くなかったのか?様々な理由がありますが、時期を見計らって植え替える計画を立てています。

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マークとホテルグリーンプラザ箱根のガーデナーの山本さん

ホテル休館日を利用しての植栽だったため、植栽時期としては少し遅かったと思われますが、しっかりと根付いているもの、その場所を嫌っているかのように兆候を表しているもの、色々とあります。そんな植物達を毎日チェックして、日頃のメンテナンスを行ってくれているガーデナー山本さんと月に一度マークが一緒にメンテナンスを行い、問題点を話合います。
「こんな時は切り戻していいよ」とか「この状態になったら花芽を詰めて」など日頃のスキルも伝授しながら、情報交換の一日でした。

【英国最新ガーデンニュース】小児患者のための、楽しくて為になるガーデンセラピー

今日はしばらくぶりの英国ガーデン事情です。
先日、弊社がお手伝いしたガーデニング誌「ビズ」特集としても触れた「ガーデンセラピー」。
個人的にも興味のある分野ですが、英国での"英国らしい"事例を見かけたのでご紹介します。

今年初夏、イングランド北西部・マンチェスターで、小児患者専門の病院の屋上に、患者(子供達)のためのルーフトップガーデンが創られました。この病院には、学校の代替となる教育プログラムがありますが、このガーデンは患者への植物を通したセラピーとして、そして植物のある遊び場としても機能しています。屋上の遊び場は以前からあったものの緑は無かったので、病院側は「庭(植物)」がもたらす治癒的な効果に期待しているそうです。

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ソース&写真クレジット:Manchester Evening News

海外ではガーデン・セラピー、Therapeutic Horticulture(園芸療法)は、学問としても確立され、数多くの取組みがなされています。地元大学のガーデニングソサエティとブック・フェスティバル、協力企業のスタッフの協同で創られたこのガーデンの面白い点は、治療的側面だけでなく、植栽されているのが「シェークスピア作品に登場する植物たち」だということ!

みなさん、シェークスピアの四大悲劇「『オセロ』に何故レタスが登場するのか?」ご存じですか??
子供たちは「真夏の夜の夢でのタイム」「リア王でのローズマリー」「冬物語でのラベンダー」など、ストーリーにおける植物の役割を、その植物たちに直に触れながら読み深めることができるのです!

日本でも俳句における季語ほか「文学と植物」は切っても切れない関わりがありますよね。この取組み、植物によるセラピー(治療・癒し)だけでなく、子供への教育、楽しさも備えている点で、日本でも是非取り入れてほしい事例です。

弊社は英国のガーデンライフスタイルをご紹介していますが、流れゆく季節と季節ごとの植物や実りを楽しみながら暮らすことは日本でも本来は当たり前のライフスタイルであり、それが「ガーデンセラピー」の根本なのかな、なんて思ったりします。

不安定な天候で夏バテ気味な方、こんな時にこそ植物に触れて癒しと元気をもらってほしいです‼ また、お子さんの宿題を手伝っている親御さん、物語と植物についての自由研究は、きっと手伝う自分自身も癒される良いテーマになると思いますよ!

先月、メンテナンスで伺ったある日、ホテルグリーンプラザ白馬にマニアックな方々のミーティングに遭遇しました。
それは・・・


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MINI愛好家、松本市&長野市のオーナー達です         ユニオン・ジャックだらけですね~!!

MINI愛好家。
こちらは全国に多くいるであろうMINI愛好家の松本&長野のミーティングです。
ここホテルグリーンプラザ白馬では広大な駐車場、施設が利用でき、更に昼食、スイーツブッフェを堪能できるということで、愛好家の方々が集まる催しが開催されています。
珍しいMINIを眺めていると、この日、とっても嬉しい方にお会いしました。
それも・・・、「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」を認めて下さった方!


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今回、私達ガーデナーの目を引いたのはこの一台!!       見て下さい!ガーデンのロゴが・・・

そうなんです、これ、白馬コルチナ・イングリッシュガーデンのロゴマークです。
大事な大事なご自分のMINIにロゴを付けて走ってくださっているだけでなく、マークにサインを求められ、車体にサインを・・・。


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MINIにサイン中のマーク                       マークのサインが控えめに書かれました

マーク、何やってるの~?MINIに何を・・・。と思っていたら、こちらのオーナーH様にサインを求められて、初めは「できない・・・。書けないよ~」と渋っていたマークでしたが、最終的にはサインしていました。まぁ、やると決めたら決心の早いマークですから、さっさっさ~と書き始めました。

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オーナーのH様と記念撮影                      トランクもMINIで統一されてました

各々カスタマイズして、各々のお気に入りに仕立てるMINI愛好家達。
本当に車が好き、MINIが好きなんですね~。
マークにとってはイギリスを代表する車の一つを乗って下さっているオーナーさん達に出会えて、ニコニコでしたよ~。

コルチナ・フラワーフェア2014 「ガーデンウェディング」

連日ご紹介している「コルチナ・フラワーフェア」では今回、初の試みでもあるガーデンウェディングが行われました。
前日までの天気予報は雨。所により強く降るとの予報がありながら、前日の午後から急に晴れになり、当日の朝は少し曇り空で強い日差しと言う訳でもなくちょうど良い感じ。

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バラ ピエール・ドゥ・ロンサールも満開です     マークも立会人としてスピーチしました

この日、マークはガーデンをデザインしたデザイナーとしてウェディングの立会人で出席。
こちらの「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」には幾つかのロマンティックなお話があります。そんなお話を交えて、デザイナーとして幸せそうなお二人に向ける言葉を簡単に述べさせていただきました。

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スコットランドフェスティバル参加中のお客様にも祝福されて・・・

当日はスコットランド・フェスティバルも開催されていたことからバグパイプ奏者に導かれ、新郎の方が入場、式を終えガーデンを後にするときにはメインの階段を当日ご来場いただいていたお客様に祝福の拍手で迎えていただくことに。
とっても素敵でロマンティック、賑やかな結婚式でした。
結婚をお考えの方がいらっしゃいましたら、是非「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」でガーデンウェディングを検討されてみてはいかがでしょうか?

【お知らせ】マーク・チャップマン、白馬ガーデン作業日程日2014年8月

グリーンシーズンの毎月一度、弊社デザイナーのマーク・チャップマンとスタッフが「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」にてメンテナンスを行います。
現地の専属ガーデナー達と一緒に1ヶ月に1度のメンテナンスは楽しみの一つ。
日頃のコミュニケーションはもちろんですが、1ヶ月前とどのように庭が変わっているか?
去年の同じ時期に行って、見れなかった植物達の開花に間に合ったか?など、ガーデンや植物達の発見が大きいのも理由の一つです。

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マークもお庭の中でお待ちしていますね~!!

8月中のメンテナンスは8月18日(月)の午後と19日(火)の午前中の予定です。
お時間がありましたら是非お立ち寄りください♪

コルチナ・フラワーフェア2014 「スコットランドフェスティバル(Scotland Festival)」

白馬コルチナ・イングリッシュガーデン1周年記念イベント「コルチナ・フラワーフェア」の一環で行われた『スコットランドフェスティバル』は日本の文化交流を兼ねています。
「ジャパ×スコ2014」というタイトルでもあるこのイベントは本場スコットランドからバグパイプ奏者、ハイランドダンサー、日本からは岡谷の和太鼓演奏、沖縄三線、シンガーやキッズダンサー達が参加していました。

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岡谷太鼓演奏                              沖縄三線

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Neilston & District Pipeband

上記、Neilston & District PipebandのバグパイプリーダーのRussell(ラッセル)さんは白馬コルチナ・イングリッシュガーデンが造成される前から毎年、白馬に来日している方です。ラッセルさんが数年の間に変化を遂げる庭を見て「Mark, Well done job」なんてガーデンのこと、マークのデザインを褒めていただけると携わった者として、「ふふふっ!」と思います。本場、英国人も素直に「この庭がいい庭だ」と評価してくれている証拠。
マークもこちらのお庭での苦労話や積雪量を説明すると「えっ~~~~?」と驚きの声が・・・。
「そんなところで、こんな庭創りができるの?」との声も仲間たちから聞こえます。

7月5日(土)、6日(日)に行われたこのイベントではフェア中、レストランで英国料理が味わえます。フィッシュ&チップスはもちろんですが、フィッシャーマンズパイなどちょっと珍しい料理、スコッチウイスキーも味わえますし、とってもフレンドリーなスコティッシュの皆さんと交流ができますよ~。

毎年、大変盛り上がるイベントですのでチャンスがあれば是非とも来年、お誘い合わせの上、お越しください。

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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