ようやく、日中の気温も穏やかになって、球根を含めて色んな植物達が咲き始めましたね。
球根もムスカリ、スイセン、ハナニラ、チューリップなど、どの芽がどの球根か?どんな飛出し方をするか?どんな葉の色合いか?など魅力的で観察することは沢山ありますよね。
さて、今日は鮮やかで眩しいくらいの色合いを持ち、数多くの種類・品種が存在する球根チューリップのお話です。
チューリップには早咲き、遅咲きなどがありますが、計画を立てて植え込みをすると球根は長く楽しめる植物です。今回のマークからのお話にはチューリップの歴史や興味深い話が語られています。
Tulips
Cultivation of the tulip began in Persia, they say probably in the 10th century.
At that time the gardens seem to have consisted of wild tulips. However, from the 14 tulip species known from Turkey, only four are considered to be of local origin, so wild tulips from Iran and Central Asia may have been brought into Turkey . Sultan Ahmet also imported domestic tulip bulbs from the Netherlands.
Later Tulips were cultivated & exported to Europe. Between 1634 and 1637, the enthusiasm for the new flowers started a frenzy now known as the tulip mania. Tulip bulbs became so expensive that they were treated as a form of currency. Around that time, Vases and bouquets, with tulips, often appeared in Dutch still-life painting.
Tulips are associated with Holland, and Holland has the world's largest permanent display of tulips at the Keukenhof park.
キューケンホフ公園内のエキシビジョン チューリップ 'グリーンスター'
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以下日本語訳
チューリップ
チューリップの栽培は恐らく、10世紀にペルシアで始まりました。
当時のガーデンでチューリップを見かけるのは野生種だったようですが、トルコからは14種類のチューリップが知られており、そのうち4種のみがトルコ起源と考えられ、その他はイラン、中央アジアからトルコへ野生のチューリップが持ち込まれたのではないかとされる説があります。*1)
Sultan Ahmet(スルタン アフメト)氏も家庭用チューリップをオランダから輸入していました。
後にチューリップは品種改良され、ヨーロッパへ輸出されるようになります。1634年~1637年の間、今のチューリップマニアとして知られるような、熱狂的な新しい花(新品種)への開発に情熱を注ぎこむ時代が起こりました。チューリップの球根は大変高額で取引され、貨幣のように扱われるようになりました。当時のオランダの人々のライフスタイルを紹介する絵画の作品には花瓶やブーケ(花束)の中に配されているチューリップが描かれています。
チューリップはオランダに結びつきが強く、オランダにはチューリップを半永久的にディスプレイし続けている世界一大きなキューケンホフ公園があります。
*1) オスマン帝国の皇帝
過去記事
[チューリップ(Tulips)]
[花の力プロジェクト 「希望の庭」 秋のメンテナンス+球根植栽]
[コンテナガーデン 球根 途中経過 2012年4月 No.2]
[チューリップ メリーウィドー (Tulip Merry Widow) 2012年4月]