2013年11月アーカイブ

秋の寄せ植え

先日、フロントガーデンのメンテナンスと寄せ植えの植替えでお邪魔した品川区のO様邸。
寄せ植えでは花物を植え替えました。
今回使用した花物はウィンターコスモスとちょっと変わった色合いのビオラ。
小さな空間はセンスの見せ所です。

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マークの寄せ植え作成時って迷いがないんですよね~


以前もブログで紹介させていただきましたが、基本はsimple is best(シンプルイズベスト)で、多くの色を使いすぎないこと。
植替えであったとしても基本は同じです。
寄せ植えの中には春先にも楽しめるように球根を混ぜてみました。

マークが寄せ植えを担当しているその横で、スタッフの椎名はボックスウッドのトリミング中。
窮屈な場所でも丁寧に、真剣にやってます。

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ハサミさばきに苦労しながら・・・                   スッキリ、きれいな空間は道行く人も気持ちがいいものです

ボックスウッドは葉が重なり合ったところや奥まったところが枯れて、緑葉が無くなっている箇所もあります。そんなところは丁寧に剪定ばさみで仕上げを行います。
玄関は来客を招き入れる最初の場所です。玄関先のお手入れは住んでいる方がどんな方なのかを想像できます。

まずは玄関先から庭のお手入れ、枯れている植物、季節遅れの植物が植わった寄せ植え鉢を片づけ、もしくはリニューアルしてセンスを発揮してみませんか?


過去記事
[ジョージアン・ロンドンハウスの植栽工事 東京都品川区 No.1]
[ジョージアン・ロンドンハウスの植栽工事 東京都品川区 No.2]

花の力プロジェクト 「希望の庭」 秋のメンテナンス+球根植栽

今年5月植栽工事を行った「希望の庭」のメンテナンスと球根植栽のため、今月の11/9(土)に「花の力プロジェクト」のメンバーで、陸前高田市に行ってきました。

 
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到着直後の「希望の庭」                        岩手県の県花でもあるツバキ


早朝に到着後、吉田さんにご挨拶して一緒にお庭を一周。5月の植栽以降の植物達の育ちや吉田さんが手入れして下さった内容などをヒアリング。
その間にもう一台のレン・オークメイドさんチームが到着。[アイバルブ ジャパン(ibulb japan)]の代表でもあるレンさんは今回、オランダから寄付されたチューリップ*1)「TOHOKU」の他にスイセンやクロッカス、ムスカリなどの球根を持参。


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ガーデン入口にはバラ・アイスバーグも咲いています       リサイクル花壇にもタイムが育ち自然な感じ


この日は本当に寒くて、それでも陸前高田市では既に2回霜が降りたとのこと。
冬前のメンテナンス、球根の植栽には適した気温と天候でした。
メンテナンスと球根植栽の2チームに分かれて、作業開始!!
メンテナンスチームには地元、芳樹園の小山さんも参加してくださいました。


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作業後のガーデンはスッキリ                      手入れを終えた後は球根植栽をお手伝い


手入れを終えた後はスッキリして、少し寂しい感じがしますが、冬前の作業は翌年の春、宿根草やシュラブ(灌木)の育ちに影響します。今の時期に剪定するもの、しないものがありますので、しっかりと植物を見て、間違わないように注意が必要です。
メンテナンスを終えたところから球根植栽チームが追いかけるように、植栽していきます。
チューリップの「TOHOKU」は真ん中のウコン桜の周りに植えられました。


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チューリップ「TOHOKU」の栽培風景       チューリップ「TOHOKU」 

(上記2画像インターネットより引用)


来年春の球根達がしっかり土の中で育って、陸前高田の人々に笑顔と癒しをもたらしてくれますように。
「TOHOKU」の特徴は、開花中に色がオレンジからピンクに変化することです。オランダを象徴するオレンジ色と、日本の桜の色であるピンク色を持つこの花は、両国間の友好を象徴しているそうで、写真を見ても優しいピンク色ですね!!


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レンさんとマークで球根について話し合い中            最後はみんなで集合写真


日頃の手入れは吉田さんや地元の方々にお願いするしかありません。
「希望の庭」が地元、陸前高田市の皆さんの憩いの場所となりますように、お祈りしています。
また、来年の春球根が咲く頃に「花の力プロジェクト」からも報告が上がってくると思いますので、こちらのブログでもご紹介させていただく予定です。


*1)チューリップ「TOHOKU」はオランダの栽培業者が開発した新種のチューリップで、東日本大震災被災地への想いをこめ「TOHOKU」と命名されました。

過去記事:
「花の力プロジェクト 「希望の庭」 第1回目植栽工事」
「花の力プロジェクト 「希望の庭」 第2回目植栽工事」
「花の力プロジェクト 2012 No.1 (Hana no Chikara Project)」
「花の力プロジェクト 2012 No.2 (Hana no Chikara Project)」
「花の力プロジェクト 2012 No.3 (Hana no Chikara Project)」

ロンドン ストリート 看板 London Street Sign

【Street names】

All Streets in England have names & buildings have consecutive numbers so it's easy to find your way around.

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ガーデン内での看板(木製)                     英国北部ヨークのシャンブル

(注釈:NORMAN MOAT・・・moatは堀(ほり)とか 濠(ごう)と言う意味があります。こちらはガーデン内のヒストリカルサインで、ローマ時代、城壁のあったと思われるこの場所に城壁を囲む濠(日本お城の様に水辺で城壁を守る)があったことを意味するサインのようです。)

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レディーストリート                             あるヴィレッジ内のストリート看板

Prior to the nineteenth century, street names were typically descriptive, usually named after the goods sold in them e.g. 'Bread Street' where bread was sold or 'Bakers Row' where bread was made. 'Well Street' ofcourse where there was a well for taking water! Thereafter it became commonplace for streets to bear the name of renowned figures from British history. But while it is obvious where some streets get their names, others have been changed over the centuries and are not so obvious

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最近人気エリアのロンドン東部のブリックレーン                ロンドン西部の有名マーケットエリア


Brook Street W2
So called from a considerable stream which formerly flowed here. Brook is an English word for a small stream.

Marylebone Street W1
Came from St. Mary-on-the-Bourne, or, rather, St. Mary-on-the-River, bourne being the Saxon name for a river.


【ストリート名】

イングランドでは全ての通りに名前、建物には連続した番号(番地)があり、簡単に目的地を見つけられます。
19世紀の通り名の整備の際に、通常はその通りでどんなグッズ(商品)を売っているかによって、名前が優先して付けられました。例えば'Bread Street'ではパンが売られていて、'Bakers Row'ではパンが作られていた所だったというような感じです。
'Well Street'はどんな所だったかと言うと、英語の「Well=井戸」の意味がありますから、もちろん水汲みのための井戸があった所なんですよ!それ以来、英国史からも明らかなようにありふれた場所には(人々から知られている)ストリート名が誕生するようになりました。しかし、しばらくの間は明確で、幾つかのストリートには今でもその名残を残していますが、数世紀を通じて、多くの場合が変わってしまい、今では明らかにそのストリート名が一致していないことが多くなっています。


(弊社「ショップ」で取り扱っていた以下2つのストリートサインを例にとると・・・)


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ストリートサイン Brook Street W2                ストリートサイン Marylebone Street W1


Brook Street W2
「Brook」とは英語で小さな小川と言う意味でもあり、以前ここには小川、もしくは流水があったことからこのように呼ばれています。最後のW2は所在地で、郵便番号のようなもの。WであればWest(ウェスト=西)と区分けされています。

Marylebone Street W1
こちらはロンドンの中心部で、若者やショップが多く集まるオックスフォード・ストリート近くにある通りの名前です。
St. Mary-on-the-River(セント・メリー・オン・ザ・リバー)もしくはSt. Mary-on-the-Bourne(セント・メリー・オン・ザ・ボーン)と表わされ、bourneはサクソン語で言う川を意味します。そのため、昔ここには川があり、その川の上にSt. Mary教会が存在し、そのストリート名の由来になったと考えられます。


ロンドンだけではなく、英国中の通り(ストリート)サイン(看板)を見かけたら、「昔はここに何があったのかな~?」なんて想像してみて下さい。英国滞在がもっと楽しくなると思いますよ~!!

弊社ガーデンショップにお探しのサイン(看板)がない場合や欲しいな~と思われるサイン等ありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

"マークのバラA to Z" 「バレリーナ (Rosa 'Ballerina')」

皆さんは小ぶりなバラと大ぶりなバラはどちらがお好きですか?
濃い色と薄い色合いではどちらがお好きですか?
シングル(一重)とダブル(八重)では?
背丈は?つる性?ランブラー?シュラブ?ブッシュ?
色々と考えていると本当にバラって数多くの種類がありますよね。
今日は「マークのバラA to Z」 の「B」です。

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「Ballerina(バレリーナ)」は作出国のイギリスでは基本的にシュラブ系として分けられています。
しかし、イギリスよりも暖かい地域では樹勢が良い品種は伸びて、つる性に仕立てることも可能となっています。
このバレリーナは強い剪定に耐えうるので、樹高を抑えたい場合は、休眠期に枝を切り詰めることができます。軽い剪定や無剪定で枝を伸ばせば、関東より南西の温かい地域でしたら、つるバラとして仕立てることもできるでしょう。
繰り返し咲き続けるのも魅力の一つで、樹勢が強いため鉢植えでも十分に育ちますが、長野県にある「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」内では夏は涼しいエリア、冬は積雪による被害もあり、つる仕立てが難しいため、シュラブ性で育てています。

「ブラッシュ ランブラー」と言う品種や「フランシス E レスター」はバレリーナと大変よく似ていて、日本の園芸店では稀に間違われて販売されている場合があります。その園芸店が間違って販売してしまうと、つるバラなのかシュラブ系なのかが混在してしまい、購入したエンドユーザーの方々はつるバラのつもりで購入したのに・・・!!逆にシュラブ系だと思ったのに!!なんてこともあるようです。購入時にはお気を付け下さい!!


【学名】Rosa 'Ballerina'
【日本名】バラ 'バレリーナ'

グループ: Hybrid Musk(ハイブリッド ムスク)
花房: 小輪/一重咲き
花色: 白地に淡ピンク
香り:  微香
樹形: シュラブ系(暖かいエリアではつる性としても可能) 
サイズ: 寒いエリアではH1.2 W0.9m、暖かいエリアではH2~3m
作出: 1937年 イギリス Bentall
樹勢: 非常に強い / 四季咲き

オーストリア・ウィーン編 (Austria, Vienna) No.2

さて、もう一つ豪華な内装でため息が留まらないウィーン美術史美術館は是非とも訪れていただきたい場所の一つです。
こちらの正式名は [Kunst Historisches Museum]で、自然史博物館と対になるものとして建てられ、1891年開館。
現在は組織上ウィーン大学の一部局となっています。

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美術史美術館の豪華な内部

ここウィーン美術史美術館はルネサンスの農民画家と言われるブリューゲルのコレクションが多く、世界最大、門外不出のコレクションとして世界中に知られており、「バベルの塔」「狩人の帰還」「農民の結婚式」etcブリューゲルが目白押しです。
その他レンブラントやフェルメールも所蔵されており、これらの絵画の状態が大変良く保存され、芸術鑑賞にふさわしい空間に展示されているのも美術好きの方にとって是非訪れていただきたい場所です。


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カールスプラッツ駅舎(Karlsplatz)                   セッセシオン(Secession)分離派会館

街中を歩いているとカールスプラッツ駅舎を発見。
カールスプラッツとはカールス広場という意味で、建築家オットー ヴァーグナーの作品です。*1)ユーゲントシュティール独特の雰囲気がデザインや建物の細部に亘って、感じ取れます。もう一つの黄金のドームは*2)セッセシオン(Secession)分離派会館です。ここには有名なグスタフ・クリムトの連作壁画「ベートーベンフリース(Der Beethovenfries)」が展示されています。

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シュテファン大聖堂

シュテファン大聖堂(独Stephansdom)はウィーン中心部にあるゴシック様式の大聖堂。ウィーン大司教区の司教座聖堂であり、シュテファン寺院とも呼ばれ、この建物もまた世界遺産に指定されています。
町中に世界遺産があるオーストリア・ウィーンですが、この国の世紀末芸術*3)ユーゲントシュティールを代表するグスタフ・クリムト(1862-1918)をご存知ですか?
「接吻」「ユーディット」「ベートーヴェン・フリース」 などの作品を残した画家です。

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ベルベデーレ宮殿                           宮殿内の階段

内部の装飾を観察しているだけでも細部にまでわたる繊細なデザインと彫刻がこの建設に携わった職人さん達の腕の確かさを物語っています。

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内部の装飾                               美しいシンメトリーのフォーマルガーデン

ラテン語で「美しい景色」という名のベルベデーレ宮殿。
300年位前のオスマントルコとの戦いで有名な将軍オイゲン公(独)の夏の離宮として造られた贅沢な宮殿です。上宮・下宮間の斜面に広がるバロック庭園の眺めの美しさが有名で、世界10大美景と称されています。上宮はグスタフ・クリムトの「接吻」で知られるウィーンの3大美術館(美術史美術館/レオポルド美術館(独/英/日))の内の一つ。
ベルベデーレ宮殿の庭園は美しいシンメトリーのフォーマルガーデン(整形式庭園)です。


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クリムトの「接吻」(独: Der Kuss, 英: The Kiss) (インターネットより引用)

当時芸術家仲間に広がっていたうわさによれば、『接吻』に描かれている男女は、グスタフ・クリムトと、その生涯のパートナーであったエミーリエ・フレーゲであると言われています。
彼女は職業を持ち、自由で自立した人生を歩んだ当時ではたいへん進んだ女性だったそうです。

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ベルベデーレ宮殿の美術館に所蔵されている図書館と書物。
こんな光景を見ているだけで、当時のハプスブルク家の権力が伺えます。


*1)ユーゲント・シュティール(Jugendstil )は、1896年に刊行された雑誌『ユーゲント』(Die Jugend )に代表されるドイツ語圏の世紀末美術の傾向。

*2)セッセシオン(Secession)・・・19世紀が終わろうとする寸前、一群の芸術家があまりにも保守的で堪え難いと、ウィーンの芸術権威団体であるキュンストラー・ハウス(芸術家協会)と縁を切って「分離」し、「セセッシオン」と名付けた団体を旗揚げしました。

*3)1683年のオスマントルコの第2次ウィーン包囲で始まった戦争を勝利に導いた将軍、プリンツ・オイゲン(1663~1736年)の夏の離宮として18世紀初めに建設され、その後、皇后・オーストリア大公マリア・テレジアに売却されハプスブルク家の所有になりました。

銀杏 Ginkgo biloba

日本の秋と言えば・・・?
秋の紅葉、味覚、芸術、お洒落etc???
私達の事務所は靖国神社の近くにありますが、今年は例年よりも少し暖かいせいか銀杏の樹の紅葉が少し遅い感じがします。
こんな風に黄色くなるにはまだまだ、気温が落ちないとだめですかね~。

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【学名:Ginkgo biloba】
【英語流通名:Maidenhair tree】
【日本語流通名:銀杏(イチョウ)】

英国で園芸の勉強をしている時に外での野外授業で銀杏を指差した担当教授がすごい顔をして「銀杏の樹」を説明していました。
なんで、こんなきれいな落葉樹のことをすごい顔をして説明していたかと言うと・・・。そう、この銀杏の実です。


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今年の靖国神社境内の銀杏の実

植物には種類によってはオスとメスがあり、その双方を近くに植える事によって花を付ける(=実を付けるもの)がありますが、この銀杏もその一つ。(並んで育っていなくても少し近くに育っていても実がなる可能性はありますよ)

皆さんは小さな頃の思い出で、実を触って「うわっ。クッサ~イ!!」と思った記憶はありませんか?
こんなに沢山の実が落ちていたら、思わず実を集めて炙ってお塩を振って、お酒のつまみに・・・とか茶碗蒸しに入れたり・・・とか考えてしまいそうですが、英国の人々にとってこの臭い実を食べるということは異文化。「うえっ~、これ食べるの?」と英国人生徒の皆が口を揃えて変な顔をしながら私を見ていたのを思い出します。
和食が世界無形文化遺産に登録されるかもしれない・・・?と言うことで、銀杏の良さがもっと世界中に伝わり、食べ方も拡がってくれることを期待しています。

オーストリア・ウィーン編 (Austria, Vienna) No.1

クリスマス、年末年始が近づいてきて旅行を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?今日は久しぶりの旅行話題で、中欧ヨーロッパのオーストリアをご紹介したいと思います。
オーストリアと言えば皆さんは何を想い浮かべますか?
芸術?歴史?カフェ?スキー?食べ物?スウィーツ?
う~ん、沢山ご紹介したいことはありますが、まずは・・・。

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Erdinger(エルディンガー) ビール                  Reininghaus(レイニングハウス)ビール

やっぱり、ビールと食べ物から・・・。
Erdinger(エルディンガー): バイエルン地方を代表するビールです。ここはオーストリアですが、お隣の国ドイツとはヨーロッパ陸続きなので、ドイツだけでなく各国のビールが楽しめます。
Reininghaus(レイニングハウス):シュタヤマルク州の2人の兄弟が1855年にビール造りを始めたのがこのビールの始まり。味は軽くて甘い、そして心地よい苦味です。

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マッシュルームのフライ                         仔牛のカツレツ

ウィーン名物料理のウィンナーシュニッツェル(Wiener Schnitzel)と呼ばれる仔牛のカツレツとマッシュルームのフライにはサワークリームを付けて。

食べ物ばかりでなく、芸術の都「ウィーン」と呼ばれるだけあって、ウィーン市街はユネスコ世界遺産や音楽、美術館など見どころは満載です。

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シュターツオーパー(Wiener Staatsoper=ウィーン国立歌劇場 別名:ウィーン国立オペラ座)


ウィーンの国立オペラ座は世界屈指の歌劇場であり、国際的な舞台で活躍するトップアーチストたちが毎日演目を変えて出演しています。

オーストリアと言えば、ハプスブルク家。ハプスブルク家(ドイツ語: Haus Habsburg)は、現在のスイス領内に発祥したドイツ系の貴族の家系とされ、中部ヨーロッパで強大な勢力を誇り、大公・国王・皇帝の家系となりました。


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シェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)正面       


シェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)はそのハプスブルク皇帝の夏の離宮として利用され、バロック形式で、建築的にも大変価値がある宮殿となっています。
世界的な歴史上の人物で、誰もが耳にしたことのあるマリアーテレジア女帝やその娘マリー・アントワネット(後にフランスのルイ14世の妃)、エリザベート皇后(シシィ)の暮らした豪華な部屋の数々や庭園、6才の子供ながら天才ぶりを発揮したモーツァルトが御前演奏をした「鏡の間」などユネスコの世界遺産として登録されています。


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こちらはウィーン市内のお花屋さん。
お花屋さんって、花の飾り方(ディスプレイ)、アレンジ商品の展示、アイデアなどセンスの見せ所ですよね?園芸店もそうですが、ヨーロッパのディスプレイって勉強になることがとても多くて、お客さんを飽きさせないですよね~。


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花屋さんのディスプレイ                       王宮庭園内のモーツァルト像


モーツアルト像はオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の一場面です。ハプスブルク家が贅を尽くして造りあげた緑豊かな王宮庭園内のト音記号型の花壇の前に立つモーツァルト像。
♪型のフラワーベッドなんて、ユーモアがありますよね!!

ちょっと、こちらの写真では見えずらいのですが、モーツァルト像前のフラワーベッド、実は音符型になっていて、音符型にビオラ等の季節の一年草が植えられています。

ガーデナーの愛用品 ニーパッド

皆さんは天気の良い日、外でガーデニングをする時に愛用している必須アイテムってありますか?
例えば、剪定ハサミやグローブなど・・・。

今日は私達「マークスガーデンアート」のスタッフが愛用しているガーデニング・グッズをご紹介します。

寄せ植え手入れ中の私、宮崎が膝につけている緑色のこれ、なんだと思いますか?
土の上やコンクリートの上に膝をついて作業することの多い私達には必須アイテムのガーデニング・グッズ「ニーパッド」です。

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これがあるだけで、中腰の多い私達にとって、膝をついて雑草取りを行ったり、剪定作業を行ったり、寄せ植えを作ったり、かなり楽に作業ができます。
素材は軽量で防水加工がある膝あてです。汚れた時は水洗いして、干しておけば何度でも使用できます。
テープ付きゴムバンドでしっかりと固定でき、着脱も簡単です。
筆者である私、宮崎が英国で働いていた頃、愛用していたニーパッドでもあります。

地面に膝を着く時の衝撃を吸収してくれるので、アスファルト上でも、コンクリートの上でも、砂利の上でも迷うことなく膝を着いて楽々に作業ができます。なにより、土の上でも膝を着けるので、汚れるのを気にする事なく進められます。
ガーデナー愛用品「ニーパッド」こちらの商品は弊社ホームページ上の[オンラインショップ]にて販売していますが、この種類だけでなく他にもありますので、皆さんのお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか?

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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