もうすぐハロウィンですね。
皆さんはハロウィンの由来ってご存知ですか?
「ハロウィン」の語源は、カトリック教会で11月1日に祝われる「諸聖人の日」(古くは「万聖節」とも)の前晩にあたることから、諸聖人の日の英語での旧称"All Hallows"のeve(前夜)、"Hallows eve"が訛って、"Halloween"と呼ばれるようになったとされています。
アイルランドでは10月最後の月曜が祝日となっており、人々は「Happy Halloween」と言う言葉を交わすようになりました。
そんな宗教的、歴史的なお話から昨今ではハロウィンと言えば「カボチャ」。
イギリス国内では3歳の男の子が75kgのかぼちゃを育てて地元のジャイアント・パンプキン・コンテストで優勝した(→[Facebook]で紹介しています)話題や、以下の画像のように689kgの英国一大きなカボチャがMark Baggs(マーク・バッグス)氏(30歳)によって作られたなど話題豊富です。

Mark Baggs(マーク・バッグス)氏(30歳)によって育てられた英国一のカボチャ(英国Wareham)
(*Photo Credit: Sarah Hynes)
ハロウィンはアイルランドやイングランドで始まったキリスト教のbad spirit away(バッド スピリッド アウェイ=良くない魂や霊を追い払うという意味)の儀式と言われています。更に昔をたどるとケルト時代、人々の1年の終りは10月31日とされ、この夜は死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていました。日本のお盆の風習と同じですね。
時期を同じくして、有害な精霊や魔女達も浮遊しているということから、身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていたと伝えられています。
この風習にちなみ、31日の夜、カボチャ(本来はカブ。スコットランドではカブの一種の「スィード(swede)」を用いるそうですが・・・)をくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャックランタン(Jack-o'-lantern)」を作り、子供たちは仮装して「Trick or treat?(いたずらされたい?それともいい子でいてほしい?)」と声をかけて回ります。
アイルランド系の移民が多いアメリカではその風習が定着し、商業的宣伝でハロウィンがイベントとして扱われるようになりました。
昨今では宗教的要素よりもイベントとして楽しむ要素の方が目立ちますね。
以前、あるイベントでHONDA(本田技研工業)のFREED Spike(フリード スパイク)発表の際に弊社で秋のディスプレイを行った時もカボチャが大活躍でした。
過去の施工例[Flower Expo(IFEX) 2010 (イベント 幕張メッセ) ]
皆さんもハロウィンを楽しみながら、季節を感じて下さいね~!!
イギリス国内のジャイアント・パンプキン・コンテストの詳しい記事はこちら→[ジャイアント・パンプキン・コンテスト]
Mark Baggs(マーク・バッグス)氏さんの育てた英国一大きなカボチャのお話はこちら→[英国一大きなカボチャ]