先週末、関東から遠く離れた福岡県のお客様の依頼で、既存ガーデンのリニューアルに行って参りました。
昨年12月中に現場検証を行い、既存植物の中のどの植物を残したいか、どんな点が高齢のお客様の負担になっているか、どんな植物が好みなのか、その他のヒアリングと調査を行い植栽工事の計画を練っていました。
こちらのM様は植物、花が大好きで、ガーデンに咲いたお花も楽しまれていますが、カットフラワーとして自宅での生け花やフラワーアレンジメントでも楽しまれています。
今回のご依頼主M様は70代。膝が悪く、お庭の雑草取りや手入れが難しい・・・。のですが、以前のお庭では土肌の露出が多く、雑草駆除も人を雇ってまで行えず、植栽されている植物もメンテナンスの頻度を高く要するモッコウバラや一年草が多く入っていました。
プラスティック鉢や植木が枯れてしまって、そのままになっている鉢やゴミを片付け、雑草駆除をして、今回残したい植物を一つの場所に寄せて、その中でもバランスを考えながら移植していきます。
ジョウロが乗っていた花壇はゴミにはせず、マークのアイデアで再利用(リサイクル)。
残したかった植物を寄せたところと新しくデザインして新規の植物を植えるところの境界線としてリサイクル資材となりました。
予算の関係もあり、大幅なリニューアルではなく手入れのしやすいように、ローメンテナンスのお庭へ。でもガーデンは楽しみたいというお客様の予算とご要望に合わせての改造です。
リニューアル工事の場合、既存の植物を残す→移植、撤去する作業に費用を要します。
オープンスペースになっているため、珍しがって勝手に入ってくる人もいます。
そんな光景を見かけたマークが急きょ丸太を用意して、以前モッコウバラ用に使われていたロープを通して、簡易丸太ロープを作製し、対応しました。
オープンスペースの場合、植物の盗難や勝手に敷地内に入ってゴミを捨てられたり、庭への被害も多々あります。フェンスを付けて、自分の私有地であることを明確にすることも被害を抑える対策の一つでもあります。
こちらのお客様は全てマークにお任せで、提案した植物にもすぐにOKサインを出して下さったため、順調に計画と作業が進みました。
先週末の大荒れのお天気の中での植栽工事で、福岡では翌日気温が下がり雪が舞う地域も・・・。翌々日は晴天に恵まれ、移植した植物も新しく植えつけた植物も雨上がりの晴天でキラキラ輝き、イキイキして太陽に向かってスッーと伸び始めていました。
これから、どんどん生長してなじんでいくことと思います。