ロンドンの中心部に位置したセント・ポール大聖堂はロンドンの景観の代表的な建物で、大聖堂内の内側は更に見ごたえがあります。
英国の建築史でも名が残る偉大な建築家クリストファー・レン氏(Sir Christopher Wren)が1666年のロンドン大火の後、再建し1710年に完成しました。
この大聖堂はイギリス国教会(Church of England)に属し、クリストファー・レン、アレクサンダー・フレミング、ジョン・エヴァレット・ミレー、ホレーショ・ネルソンといった名だたる功績を遺した著名人がクリプトと呼ばれる地下に眠っています。また過日ご紹介したブレナム宮殿で生まれたウィンストン・チャーチル[過去記事:ブレナム宮殿 (Blenheim Palace) No.1]の葬儀はエリザベス女王臨席のもと、セント・ポール大聖堂にて行われ、1981年にはチャールズ王太子及びダイアナ元妃の結婚式が行われた場所としても知られています。
大聖堂の中は撮影禁止なので、画像がありませんが、ドーム上の塔の付け根部分まで階段で上がることができ、Whispering Gallery(ウィスパーリング ギャラリー=ささやきの回廊=大聖堂フロアから30m)を抜けて更に石階段を登ると石回廊(=大聖堂フロアから53m)があり、更にそれから螺旋階段を登ると黄金回廊(=大聖堂の床から85mの高さ)があります。
そこからロンドン市内を一望することができるのですが、案の定クリスマス時期のロンドンはこんな天気。この日もあいにくの天気で、上記の画像は違う方向のロンドン市内ですが、いつもなら良く見えるロンドンアイさえもうっすらしか見えませんでした。
High Court judge(ハイ コート ジャッジ)
正式名はHer Majesty's High Court of Justiceで、イングランドとウェールズの最高裁判所です。建物の頂上には司法のシンボル天秤を持った女性像が見えました。セント・ポール大聖堂からは後姿しか見えませんが・・・。
セントポール大聖堂のWhispering Gallery(ウィスパーリング ギャラリー)や石回廊、黄金回廊はかなり階段を登って、狭い空間に上がっていきますので、体調がすぐれない方や体力に自身の無い方は登らない方がいいかも???
十分、建物内だけでも楽しめると思いますよ。
そして、中段右の写真の左側に写っているのが、今日ついに展望階がオープンしたロンドン新名所、超高層タワーの「The Shard(ザ・シャード)」。高さ310メートル、87階建、中にはホテルやレストラン、オフィスの他、マンションもあるそうです。50~60階に住む感覚ってどんな感じなのでしょう?!
次回イギリスに行く時には是非登ってみたいと思います!