ブレナム宮殿 (Blenheim Palace) No.1

Sir_Winston-SpencerChurchill_HU_90973.jpg(画像はインターネットより引用)

この方を皆さんご存知ですか?
イギリス戦時内閣の首相としてイギリス国民を指導し、第二次世界大戦を勝利に導き、大戦終結後に再び首相となった英国内でも大変人気のある*1)Sir Winston Leonard Spencer-Churchill(サー ウィンストン レオナルド スペンサー-チャーチル=ウィンストン・チャーチル卿)です。
ブレナム宮殿はOxfordshire(オックスフォード)州 Woodstock(ウッドストック)にある世界遺産に認定された建物、敷地で、チャーチル氏の生誕の場所、現在は第11代 *2)Duke and Duchess of Marlborough(デューク&ダチーズ オブ マールバラ=マールバラ公)の居城でもあります。


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壮麗なバロック宮殿                          フォーマルガーデン

フォーマルガーデンの先に見えるのは湖ですが、ブレナム宮殿を囲むように配置されており、このフォーマルガーデンも、広大な芝生も、配置されている1本、1本の樹木、歩道、景色全体が全て計算の上でデザイン、造成されたものです。
2,000エーカー以上の敷地にブラウンという名の造園家がランドスケープを創り上げました。


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来賓をお通しする部屋はこちら側にあります             プライベートな敷地のイタリアンガーデン


ヨーロッパの中でもイギリスの皇族、貴族が催すパーティの特徴は、招待客が到着するとまずお通しする部屋は豪華なお庭が見える部屋。そこで、ウェルカムドリンクを楽しみながら本会場へ通される時間を楽しむ。
お庭を眺めながら、ウェルカムドリンク・・・
優雅ですね~


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大きなテラコッタ鉢にアガパンサスだけの植栽         散策エリアの庭


植物の株や花が大きい時は一種類だけ大きな鉢に飾るのもごちゃごちゃせず、センス良く見せる方法の一つです。
実は11月30日は故サーウィンストン チャーチルの誕生日でもあったようです!


*1)Sir Winston Leonard Spencer-Churchill(サー ウィンストン レオナルド スペンサー-チャーチル)・・・英国元首相で、彼の家名(ファミリーネーム)は単に「チャーチル」と呼ばれることが圧倒的に多いが、正式には「スペンサー=チャーチル」という複合姓(二重姓)で、フランクリン・ルーズベルト、ダグラス・マッカーサーとは遠戚、ダイアナ・スペンサーとは同家門関係にあたる。


*2)Duke・・・英国では公爵(princeの下, marquisの上)の称号になり、他のヨーロッパ諸国では公国の君主など称号が変わる場合があるようです。DuchessとはDukeの夫人に付く称号ですが、エリザベスⅡ女王の夫であるエディンバラ公=Philip殿下の称号でもあります。

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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