先日ご紹介した花の力プロジェクト「希望の庭」[過去記事1]ですが、先週末、現地の陸前高田市に行って参りました。
昨年、「希望の庭」はこちらの場所よりも少し上の高台の敷地にありました。
2011年3月11日までは動物病院があった場所です。津波で建物は流され、私達が昨年11月に伺った際には「希望の庭」となり球根・ビオラを植栽し、地元の方々、庭を管理して集まって下さる花っこ畑の方々の集いの場所でした。
その場所から吉田正子さんのご自宅があった場所(少し下の海よりの敷地)へと移動し、「新 希望の庭」の着手が始まりました。
先発隊の花の力プロジェクト陸前高田「希望の庭」リーダーの林さんと代表のかねとうさん、金藤(こんどう)さん、有山さん達がマークの図面に従って庭にマーカーをして構造物の工事からスタートしてくれていました。
球根植込み用のベッドから掘り始めます。
球根エリアを先ずは植付け用に掘り始めるマーク 球根チューリップを投げ入れる吉田正子さん
マークと一緒に掘り始めているのは竹中氏と金子氏。
今回はオランダ人のレンさん曰く「ダブルデッカー」プランティングだそうです。
レクチャーなどで鉢に球根を何層かにして植えた際にマークは「ラザニア」プランティングと呼んでいましたが、今日はダブルデッカーですって!!色んな呼び方があって、面白いですね。
一層目のチューリップに土を覆います 二層目の球根を混ぜ合わせる金子さん
一層目に使用した球根は数種類のチューリップのミックスです。
一輪車の上で二層目の球根全てをよ~く、混ぜ合わせます。
ヒヤシンス、ムスカリ、スイセンの球根ミックス 二層目の球根を投げ入れます
二層目の球根には3種類のヒヤシンスや2種類のスイセン、2種類のムスカリを混ぜています。
各球根を植えたセクションは場所によって、将来的に宿根草や灌木類が来る可能性もあるため、少な目にしていたり種類を変えたり調整されています。
球根を均等に配置するため最終チェック 最後の層の土を被せます
投げ入れた球根は偏りがないように散らばしますが、ツンと尖っている球根の頭を上に向けるなどは気にしません。
これは、レイヤープランティングと言う方法ですが、オランダのジャクリーンさんの特徴でもある植栽スタイルで球根を豊富に贅沢に使用します。
オランダで有名なキューケンホフ公園でも球根のデザイン→植栽に関わっているジャクリーンさんと連絡を取り合い、球根に関しては彼女のデザインを取り入れました。
数多くの球根をミックスで植えつける時は大変、楽な方法ですね!!