クリスマスで人々の気分が高まるロンドンですが、人々の買い物意欲を掻き立てる有名デパートやブランドショップのディスプレイは豪華で、ストーリー性のある面白い(興味をそそられる)ものでした。
今年の老舗有名デパート・ハロッズのディスプレイはストーリー性があります
クリスタルメーカーのスワロフスキーからヒントを得たとのことですが、スポンサーでもあるのでしょうか・・・???
日本ではまだなじみが薄い『スポンサー』と言う言葉ですが、広告宣伝効果を考え、企業も至る所で協賛・支援を行っています。英国では以前にもご紹介した[こちら]のように街を彩る、景観を保つという意味で企業のスポンサーを良く見かけます。
ミスルトゥ【日本名:やどりぎ(宿り木)】【英名:Mistletoe】で飾り付けられた高級ブティック、エルメスのエントランス
ミスルトゥは英国ではクリスマスを代表する植物の一つでもあり、ロマンティックな風習としては、ミスルトゥの下で口付けを交わした男女は結婚しなければならない、もしくは、ミスルトゥの下で出会った男女は口付けを交わさなければならないという風習もありました。古代ゲルマンからスカンジナビアにかけて広がる言い伝えでは、ミスルトゥの宿っている木の下で出会った敵同士は、たとえ戦いの最中であっても、戦いを止め、互いにキスし、仲直りをしなければならないことになっていました。
ロンドンのフラワーショップ(花屋)はChristmas wreath(クリスマスリース)も売れ行きを左右する商品です。
店頭に飾って販売するだけでもディスプレイの一つとして活躍していて、素敵ですよね~。
人々はドアの色やその年のカラーコディーネートに合わせてリースを買い求めますが、クリスマスはヨーロッパの人々にとっては家族を想う時でもあります。故人を偲んでリースを買い求め、お墓やセメトリー(墓地)に祈りと共に添えている光景を見かけます。
街中のモニュメントにも飾ってあったりもします。
センスの良いディスプレイって見ているだけでもわくわくしますね!