奥が深いGreat Britain

通称イギリス(英国)と呼ばれているこの国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから構成され、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこく、英語: United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と正式には呼ばれている。

GreatBritainMap.gif(画像はインターネットより引用)

グレートブリテン島はイングランド、ウェールズ、スコットランド、そしてアイルランド島北東部の北アイルランドで構成され、この2つの大きな島と、その周囲大小の島々をブリテン諸島と呼ぶ。グレートブリテン島は中部から南部を占めるイングランド、北部のスコットランド、西部のウェールズに大別され、アイルランド島から北アイルランドを除いた地域にはアイルランド共和国がある。


イギリスに園芸留学した時から、言語のルーツ、地理、歴史、宗教、人種、思想、あらゆることを考えることが多かった。幸い、歴史は好きな方だし、古い建物、教会、ガーデンには必ず歴史がついてくる。


大雑把にいうと英語はフランス語、ドイツ語、ラテン語からできていて、比較的新しい言語だということ。特にここイギリスはCelts(ケルト)民族の土地だったが、ヨーロッパ大陸から侵略してきたRomans、 Saxons(ローマン民族、サクソン民族/現在のラテン系またはドイツ系)により、今のウェールズ、アイルランド、スコットランドにケルト民族が追いやられた。その後にバイキング(スカンジナビア民族/ノルウェー、スウェーデン系)の侵略、再度のサクソン民族(フランス系)からの侵略でケルト民族は更にグレートブリテン島の奥またはアイルランドに追いやられる。(←大学で語学を教えている英国人の先生が教えてくれました)

この歴史の流れから何故同じ島国内にあるウェールズやアイルランドにウェールズ語やゲール語が残っているのか想像がつくし、彼らの言語のサウンドはどことなくドイツ語、スカンジナビア系言語のサウンドに似ている。(←私だけがそう思うのかもしれないけど・・・)

だから、英語のルーツになっている言語を使うヨーロッパ人は英語の上達が早い。
スペルや発音が多少違っても、比較的容易に同じ意味を想像できるから。
それと同じで、日本は主に中国からの歴史や文化が色濃く、もちろん漢字を使う言語で全くといっていいほど欧米とは接点がない。当たり前の話で遠い国の言語より近くの国の中国語や韓国語を習う方が日本人には親しみやすく、英語よりも上達が早い。

人種をみても金髪+青い目の人もいればこげ茶の髪と目の人も多くいる。だけど、ウェールズやスコットランド、アイルランドに行くと赤毛でまつ毛まで金髪のケルト民族系の顔立ちをした人を多く見かける。

言語のルーツを辿っていくと、歴史・地理・宗教etcにつながっていくから日本語にも残っていることわざや言葉と比較して考えていける。びっくりすることに、遠く離れた日本とイギリスで同じ表現のことわざや言葉が残っている場合がある。言語って面白い。
イギリスに来なかったらこんなこと考えもしなかっただろうな~と思う。

本当に奥が深いGreat Britain!!

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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