今日はフクシアについて・・・
皆さんはフクシアと言う植物を知っていますか?英語の発音はFuchsia(フューシア)と発音します。
マークが長野のイングリッシュガーデンで、ヘッドガーデナーを務めていた時、多くのイベントを企画し、数多くの人々や文化、メーカー、植物を日本に紹介してきました。
その植物たちの一つがフクシアです。
イギリスでのフクシアの種類はhardy(ハーディー/耐寒性)、semi-hardy(セミ・ハーディー/半耐寒性)、not hardy(ノット ハーディー/非耐寒性)に分かれています。
もちろん、イギリスでもフクシアは庭に植えられていますが、耐寒性に優れているhardyと呼ばれる種類以外(半耐寒性のものや非耐寒性のもの)は地植えで植えられていても、場合、状況、天候によっては鉢に植え替えたりして室内又はグラスハウスに移動したりします。特に昨年末から今年初めにかけての寒い冬、雪が多かったイギリス国内ではかなりフクシアもダメージ・被害を受けたようです。
半、非耐寒性のフクシアは冬場、寒い地方や気温が0℃以下に下がる地域では屋外では育てる事が難しいので、冬場の気温が下がる時期は室内やグラスハウスにて育てます。
今回紹介するフクシアは非耐寒性の種類ですが、とても可愛らしい花を咲かせます。
まるで、イヤリングみたい。
フクシア 'シリア スメドリー'(学名:Fuchsia 'Celia Smedley') フクシア 'ダーク アイズ'(学名:Fuchsia 'Dark Eyes')
フクシア 'マネー スピナー'(学名:Fuchsia 'Money Spinner') フクシア 'ピンク クウォーテット'(学名:Fuchsia 'Pink Quartette')
フクシア 'ロックンベンス'(学名:Fuchsia 'Rocumbens') フクシア 'サーマー'(学名:Fuchsia 'Thamar')
一番小さいフクシアを見せてもらいました。指の爪よりも小さな花を付けています。
これはhardy(耐寒性)のフクシアです。小さいけど寒さには強いんですね!!
友達Sのお母さんが作っていたハンギングバスケットに入っていたフクシア。
夏場は本当にイギリスの庭やハンギングバスケット内でよく見かけます。
熱心なガーデナーはcutting(カッティング/挿し木)などで夏に向けて育てたりします。
フクシア生産者のStuart & Mary Lockyer(ロキアー スチュアートさんとメリーさんご夫婦)
マークとの再会に自然と笑顔がこぼれます。
こちらのロキアーご夫婦はチェルシーフラワーショーやハンプトンコート・フラワーショー等有名なフラワーショーのフラワーディスプレイ部門で何度もゴールドメダルを獲得している生産者で、Large Gold Medal(ラージゴールドメダル/通常のゴールドメダルよりも更に順位の高いメダル)を獲得しています。マークの紹介で何度か日本にも来日したことがありますが、お会いになられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
フクシア育ての名人は笑顔もやさしいサンタクロースのような方でした。
チェルシーやハンプトンコート等その他のガーデンショーでロキアーご夫妻をお見かけの際は気軽にお声掛けしてみてくださいね!!