面白い事に夏になるとガーデニング好きのイギリス人は何故かトマトを育てます。
庭に無造作に置かれた作業テーブルの上だったり、グラスハウスだったり、屋外だったり、プラスティック鉢だったり、grow bagだったり・・・。
英国で園芸を学んでいる学生の頃、カレッジの授業でトマトの種から実を育てる授業がありました。種から栽培するための土を選び、種を並べ、ラベルを作り、水を与えて持ち帰り、あとは自分の育て次第で実がつくかつかないか・・・?各々夏の成長を楽しみます。
種から育てるにもコツがあって、しっかりとした品質の種を選ばなければ実がつかない事も良くあります。教える側のプロの先生はしっかりとその種についても教授してくれますし、いくつかのトマトの種類を与えて学生に選ばせてくれます。
種の保管方法、採取方法、どのような種の発芽率がいいのかも教授してくれます。
もちろん、ガーデンセンターでも苗ポットを販売していますので、日本同様にその苗ポットを植えつける方も多いですよ!!
grow bag(育てる用の培養土)に直に植えつけて楽しみ、栽培が終わった後はその培養土を庭にばら撒きます。そうすることで、毎年発生する病気を防ぎ、栄養ある培養土も庭土に加える事ができ、その他の植物の栄養にもなります。イギリスでは数十年も前から当たり前のように行われてきたこの栽培方法も、ようやく昨年くらいから日本でも見かけるようになってきました。イギリスと日本でトマトを育てる事情や環境も違いますが、なぜ英国でこの方法が主流だったのか、本当の理由はご存知でしたか?
こちらのオーナーIさんはグラスハウスで毎年のようにトマトを育てています。
今年はトマト以外にキュウリ、豆、ピーマンも育てていました。
こちらのオーナーPさんも庭の端にあるグラスハウス内で栽培しています。
イギリスではトマトを栽培するのに夏は絶好のチャンスですが、気温が低い事もあり多くのガーデナー達はグラスハウスの中で育てています。