英国滞在中はヨーロッパ各国へ安く旅行ができたけど、まさか英国からアメリカへ行くとは思ってもいなかった。でも、よ~く考えて地図を見てみると東海岸へは日本から行くよりかなり近い!!飛行時間も少なくて、旅費も安い!!しかも、宿泊は旧友の自宅とあればこの機会に行かないわけにはいかない!!ってことで、アメリカ・シカゴに行って参りました。その際の話題をご紹介します。

朝11時15分ロンドン・ヒースロー空港発のVirgin atlantic(ヴァージンアトランティック航空 VS039便)に乗り込み、目指すはアメリカ・シカゴ!!
順調に飛行機の手続きも終わり、機内でも乗客が少なかった為、のんびり一人で空の旅を楽しむ。

機内食のチキン・ティカマサーラ(鶏肉カレー)、赤ワインは結構いけるお味。
私の後ろに座っていた50代後半くらいの女性がやけにフレンドリーで英語が話せないながらも一生懸命コミュニケーションを図ってくる。彼女とのコミュニケーションは苦労したけど、身振り、手振りで何とか理解した。
(私の理解があっていれば→)彼女(Maria/マリア)は地中海のキプロス島(ギリシア)からホリデーーでロンドン(数日滞在)→シカゴ在住の息子さんを訪ねて旅行中で、シカゴには1ヶ月半くらい滞在して再度、ロンドンで1週間ほど過ごしてキプロス島へ帰るらしい。
英語に不安を抱えて一人でアメリカ入りする為、私に助けて欲しいとのこと。私の英語で大丈夫かしら???アメリカ英語に通じるのかしら???
アメリカの入国審査官から彼女のことについて質問されて、答えられるように事前に以下のようなことを確認しておいた。何の目的でアメリカに来たのか?どのくらい滞在予定か?どこに滞在するのか?etc
準備万端で彼女を審査官へ送り出す。不安そうに私のほうをチラチラ見てる。両人差し指の指紋と顔写真を撮られ終了!!
あっれ??それだけ??何にも聞かれず問題なし??何の質問事項もなし??拍子抜けした
次に私の番がきて前に進むと審査官のおじさんからこんな質問を受けた。
審査官:「キプロス語話せるの?」
私:「いいえ」
審査官:「どうやってあの女性とコミュニケーション取ってたの?」
私:「ほんの少しだけ、ラテン語がわかるから、あとは身振り手振りで・・・」
審査官:「あっはははは~」
そんなこんなでこのおじさん、私には通常の入国審査質問事項を浴びせて私は慣れないアメリカ英語に四苦八苦しながらも順調に答えて指紋・顔写真を撮り、恐怖のUS入国審査を通り抜けアメリカ・シカゴの地に到着!!
知らない人たちと出会う、話す、言葉が通じなくてもコミュニケーションを取る・・・旅の醍醐味ですね!!(→余談ですが、この年のクリスマス、そのホリデーを終えてキプロス島に帰国したマリアからクリスマスカードを頂きました)
シカゴ郊外に住む友達の家から一人で*1)ダウンタウンへ散策に出かけた。
CTAという都電のような電車で物凄く揺られながらダウンタウンへ出て、地図を片手にシカゴ゙美術館を目指し、途中寄り道しながらskyscraper(スカイスクレーパー/高層ビル群)を堪能。

きれいに整備された町並みと手入れの行き届いた花飾り
ここシカゴ美術館にはピカソ、モネ、ミロ、シャガール、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャンが目白押し。なかでもスーラの『グランド・ジャット島の日曜日の午後』は有名な作品で寄贈者の遺言により門外不出でここでしか見られない作品だとか?!

スーラの『グランド・ジャット島の日曜日の午後』*2)

見ごたえ十分過ぎて半日をここで過ごし、歩き疲れ美術館の外へ。
シカゴのオフィス街をウロウロしてると突然巨大な彫像が現れる。

パブロ・ピカソの『untitled/無題』 フォアン・ミロの『Miro's Chicago/ミロのシカゴ』
街中に有名画家のオブジェが展示されているシカゴは近代建築とアートが融合したモダンな街並みだった。
*1)【AE】Downtown・・・街の中心、繁華街
【BE】City centre/town centre・・・意味は【AE】と同じ。シティセンターという。しかもスペルも微妙に違う。 【AE】の場合はcenter
*2)館内での有名絵画はフラッシュ禁止だが写真撮影は許可されていました。