2011年6月アーカイブ

フランス・ツルーズ編(France, Toulouse) No.4

綺麗な建物でしょ?

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La Garonne(ガロンヌ川)沿いのPromenade Henri Martin(アンリ・マルタン散歩道)を散歩した時の一枚。
ヨーロッパの町並みって石畳で古さを感じる。
何百年も外装を守り続けて内装だけを今風に改造していく。
イギリスもそうだけど、ヨーロッパの良き文化だと思う。

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歩道に落ちてた落ち葉(Acerカエデ)がフランスっぽくないですか?(冗談)
季節を感じる一枚でした。


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旧市街と新市街を挟んだガロンヌ川はツルーズの絵葉書に必ず出てくる名所。
静かなのんびりとした時間が流れててホットする場所でしたよ。
夏は湿気がなくて地中海気候特有の過ごしやすい地域だそう。

こちらを訪れたのは秋でしたが、夏にもう一度訪れたいな~。
お金と時間があればの話ですが・・・!!
さ~!!今週も頑張ってお仕事しますよ~!!

バルコニーガーデン東京(Balcony Garden in Tokyo)

こちらは日頃お世話になっているお客様の広いバルコニーガーデン(5月末頃)の写真です。
東京の都心の中でも外国人の方々が多く、緑溢れる環境ではありますが、お客様自身、植物を育てるのが大好きな方で、木々や草花の葉色、葉の形、特徴をよくご存知で、小さく可憐に花を咲かせる植物がお好みの方です。


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ウィッチフォードの鉢に素敵にハーブのタイムが育っています    イチゴもこんなに沢山


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ジューンベリーの足元にはクリスマスローズがこんなに茂っています


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クランベリーの花って可憐でしょ?           ジキタリス(学名:Digitalis purpurea)の後ろはブラックベリー


以前、こちらのバルコニーガーデンのオーナーは植物が身近にないと落ち着かないとおっしゃっていました。何かを育てることが大好きな方で、緑がないと元気を失ってしまう奥様のため、ご主人が緑を造る計画をマークに相談してくれました。

日頃は奥様が水遣りや植物を管理されています。
もちろん、東京の真ん中ですからたまには植物が上手く育たない事もあります。害虫にやられたりもします。
コガネムシの成虫が出回る季節になると毎朝、成虫の動きが遅い朝方にとって回ったり、ベリー系など口にするものにはにんにく・唐辛子で作るお手製のオーガニック害虫スプレー(奥様はこれを「魔女の薬」と呼んでいます)で対応したり・・・。
ですが、奥様は「自然と共存しているんだから、こればっかりは仕方ないわね~!!」とおっしゃっています。
そう、気負いせずに、頑固にならずに、ストレスを抱かずにガーデニングを楽しんでいる。これって、大事な事です。
植物やお庭、ガーデニングは癒しを与えてくれるものであって、ストレスを感じるものではないので、どうぞ皆さんも段々と暑くなってきましたが、ガーデニングを楽しんでください!!

フランス・ツルーズ編(France, Toulouse) No.3

土曜日に弓道場へ行った後にチーズを買いにマーケットに寄って来ました。
このマーケットは毎日13時まででお肉屋、パン屋、八百屋、魚屋、チーズ屋、ワイン屋etcが軒を連ねてた。
すごいんですよ!!ワイン屋さんは4つ程大きな樽があってお客さんが持参したボトル(デカンタ)に注いでくれて量り売りしてます。
ワインだけ置いてて他のお酒はなかった。
さすがフランスでしょ???英国でビネガー屋(お酢屋)さんは見たことがあって、これも量り売りしてたけど、ワイン専門店は初めてだ!!

評判のレストランにて日替わりランチを注文
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この時に同席したお友達Cのおじいちゃんとおばあちゃん(80歳台)は2人共赤ワインで他のメンバーはお水。
長生きの秘訣がポリフェノールとは知っていたけど、さすがフランス人です!!
食後にコーヒーを頼む事になって、私が「カフェオレ」を頼んだところおばあちゃんがびっくりしてフランス語で何か言ってた。
私の友達Cに通訳してもらったら「カフェオレをランチ後に飲むのか?」って聞いたらしい。
私が友達Cに「なんでそんなに驚いてるの?」って聞くとフランスではカフェオレは朝食時だけに飲むドリンクなんですって。ミルクが入ってるコーヒーは胃に良くないらしい。
私的にはコーヒー(特にエスプレッソ)とかの方が胃に良くないんじゃないかって思うんだけど・・・。

そんなこんなで昼食を終えて町散策に一人で出かけた。
この日は土曜日とあって街中も賑やか。
お買い物をして(フランスはファッションセンスがいいだけあって種類やデザインが豊富☆)、Capitole(市庁舎があるキャピトル広場)を抜けてサン・セルナンバジリカ聖堂に出た。
フランスで最も美しい教会の一つとして有名らしい。
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「ルドゥーテの世界」ガーデン植栽変更 No.10

6月もそろそろ後半になり、東京では蒸し暑い日が続いております。
月曜日に少しだけ植物の変更を行い、本日6月23日(木)には降り続く雨の影響で傷んでいたハーブマット(商品名:ハーブな絨毯)を撤去してきました。

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今回の「ルドゥーテの世界」ではクリーピングタイムの絨毯を使用していましたが、とてもいい香りと緑の空間を作ってくれていました。ですが、このようなイベント時の環境では土に植えてあげている訳でもなく、太陽を浴びている訳でもなく、ずっと雨が降り続いていたことで、水はけができず傷んでいました。
ですが、こちらのハーブは本当に芝生の代わりにもなる、メンテナンスも大変楽な画期的な商品だと思います。
マークもこちらのタイムの絨毯を「川口マークス・ガーデン」(Mark's Garden in Kawaguchi)でも植栽しています。

アジサイの豊富なこの時期、ガーデンの中にも数種類のアジサイが入っています。
白系とブルー系、そして反対色の黄色がカラーポイントの今回のお庭では数日毎に少しずつ変わる植物も発見があって作製している私たちスタッフも楽しんでいます。

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よ~く見てみてください。同じブルー系のアジサイでも花びらが違うんですよ。

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こちらは大きな花びらでなく、細かい花粉のような花びらです。

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ちょっと、朝早いお仕事だったり、前日の体力仕事で身体が重くて仕事に行くのが「ダルイな~」と思う日々があります。
でも、なぜかBunkamuraのガーデンで植物達に触れ、植物を変更している時、お水をあげている時、傷んでいる葉や花柄をつんであげている時、段々と元気になって行く自分に気づきます。
植物の力、花の力、緑の力ってすごいですね!!
こんな時、ガーデニングってセラピー効果が高いな!!と実感します。

フランス・ツルーズ編(France, Toulouse) No.2

南仏ツルーズで、フランス人より日本の文化を教わってきました。
こちらのベルナール氏はフランスに弓道と合気道の道場を数箇所持っており、日本の伝統武道を教えています。礼儀からお作法まで本物でした。私も人生初の道場見学をさせていただきました。

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こちらの道場に通うフランス人の生徒さん方は日本の文化に興味があるから弓道・合気道を習ってて、私が見学に行くと「日本人だ~」って高貴の眼差しで歓迎してくれました。

静か~なピ~ンとした空気が漂っていて、今まで知らなかった日本の文化をベルナールさん、フランスの方々に教えていただきました。

英国で生活して丸2年を過ごした頃、少しヨーロッパの生活というか文化に慣れてしまって日本人の心とやらに遠ざかっていた感じ。改めて日本人としての誇り、良き文化、礼儀、お行儀を再認識した旅行でした。

と難しい話はこのくらいにして、さすが味覚のお国。
町の至る所にパン屋さんがありました。無添加のパンやクルミパン、チーズやテリーヌ(フォアグラのペーストetc)専用のパン、もちろんフランスパンそして何と言ってもケーキ!!
見てくださいこの写真!!


超おいしそうでしょ?
キレイでしょ?アートでしょ?
残念ながらパン屋さんの写真撮れませんでした。

「ルドゥーテの世界」ガーデン植栽変更 No.9

たびたびBunkamura「ルドゥーテの世界」植栽変更のご案内です。
やはり、この季節どうしても雨が多くてデザイナーのマーク・チャップマンも自分の作品が気になります。
ご協力してくださった企業のためにも、いつ皆様にお越し頂いてもいい状態の植物をお庭に飾ってあげたい、デザイナー+ガーデナーとしてのプライド、植物やガーデンの特徴をいかに活かしてあげられるか、5/28の施工日よりマークの頭の中はガーデンの事でいっぱいです。

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今回は正面の白アジサイをブルーに変えて、色を統一しました。ですが、ブルーの色が強すぎても他の植物が活かせない、今まで活躍してくれた白アジサイの変わりに白い植物で・・・???等など色々と考えましたが、他の植物とケンカしないためにもここはやはりアジサイだけど、ブルー系で・・・、しかもこの季節ですから雨が大好きなアジサイはいい状態を保ってくれます。


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アメリカアジサイ'アナベル'はとっても大きな花柄です       アガパンサス ブルー


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紫に近いブルー系のアイリス                     アカンサス モリスも立派な大きさです


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Hosta(ホスタ=ギボウシ)も大きく葉を伸ばして梅雨の雨を葉いっぱいで受け止めています!!
Bunkamuraの『パリ祭』も現在開幕中です。
雑貨のお店も盛り沢山で、楽しそう!!
映画「ジュリエットからの手紙(英語版タイトル:Letters to Juliet)」も同じ施設内のBunkamuraル・シネマで開催中!!
今週のBunkamuraはイベント盛り沢山ですよ~!!

ルドゥーテ「美花選」展 トークショーご報告 No.8

6月17日(金)にBunkamuraザ・ミュージアムにて開催されているルドゥーテ「美花選」展のイベントの一つでトークショーを行いました。当日はあいにくの小雨の中でも15:00スタート前の時点で、大変多くのお客様にご予約いただき、また当日参加したいとおっしゃってくださったお客様も多くいらっしゃいました。
ありがとうございました。

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いつもマークのイベントにお越しくださるお客様からもブーケをプレゼントしていただき、当日のテーブルに飾らせていただきました。
こちらはフランス出身の[ローラン・ボーニッシュ]さんの作成したブーケです。

「今回のBunkamuraルドゥーテ「美花選」展は、特に国際色豊かなイベントだな~!!」とマークもトークショーの始めにお話しさせていただきました。
植物画家のルドゥーテさんはベルギー出身で、フランスにて活躍された方。
庭の作庭依頼を受けたマーク・チャップマン(Mark L. Chapman)はイギリス出身で、日本にて活躍するガーデンデザイナー。
ブーケを作ってくれたローランさんもフランス出身で日本にて活躍するフローリスト。
国は違えど、ヨーロッパの花のある暮らし、ヨーロッパの方々の植物との付き合い方、きっと日本にて今すぐにでも取り入れられるライフスタイルは多いと思います。

トークショーの始めはお庭のコンセプトから。その後、学術名(ラテン名)やプラントハンター(植物収集家)の話、マークがどうしてガーデニングの世界にのめりこんでいったのか???また、ガーデニングのヒントや実際のお庭のデザインに取り掛かる際のヒントなど話は盛り沢山。

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学術名について話をするマーク・チャップマン


続いて、マルモ出版の松田氏から東日本震災に向けた「元気になる花の種」プロジェクトやオープンガーデンについてのお話と弊社ブリティッシュクリエイティブデザインの宮﨑からは英国でガーデニング(園芸)を学び、どんな事が日本と違うと感じた事かなどについてお話し、あっという間の1時間が過ぎました。

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トークショーの後は個別にお客様の質問に応えたり、こちらの庭を作庭するにあたって、どんな色使いや見方があるのかなどをお客様と一緒にお庭の傍で説明させていただきました。6月18日(土)の今日からはパリ祭が開催されています。
どうぞ、皆さんBunkamuraザ・ミュージアムへお立ち寄り下さい。

Bingo calling number 

メンテナンスからの帰り道、ナンバープレートが「88-88」のゾロ目になっている車が目の前を通り過ぎていった。
末広がりが四つも並んでいて縁起がいい(漢数字で思考中)から宝くじでも買って帰ろうと嬉々としていたところに、マークが一言。

「トゥー・ファット・レィディーズ...」

「太り過ぎ?(too fat?)」確かに最近思い当たる節があるのだが、そうではなくて「太った女性が二人(two fat ladies)」

つまりアラビア数字の「8」を上半身・下半身ともに充実した女性に見立てた隠語なのだそう。
それが二つ並ぶから"two fat ladies"

日本語では米寿のお祝いをするほど縁起の良い数字だけれども、英語になると女性としては、いささか喜ばしくない意味に。
家に着くころには、宝くじのことはすっかり忘れて、ダイエットの計画を練り始めた次第です。

スタッフM

「ルドゥーテの世界」ガーデン植栽変更 No.7

本日、6/15(水)「ルドゥーテの世界」の植栽を変更してまいりました。
梅雨時期に入り、植物にも少し大変な時期のようです。
気温がそんなに上がらない事も幸いして、花の開花時期は長いようですが、バラは苦戦しています。今回、イングリッシュローズ「ルドゥーテ(or ルドゥテ)」の花も終わったようだったので、その他の植物に変更してきました。今の時期アジサイがとてもキレイに咲いています。マークのガーデン内にもルドゥーテの作品にもアジサイが入っています。
花の画家ルドゥーテの描いた植物はバラだけではありません。
鮮明に正確に、そして確かな技術で描かれた彼の作品は一つ一つ繊細で優しさが感じられます。マークのガーデンにも癒しを感じていただけるでしょうか?

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アメリカアジサイ'アナベル'も真っ白に色づいてきました

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カフェ ドゥ マゴ パリ(Bunkamura B1Fテラス)でいただいたコーヒーはなんとも言えない深~いコクでした。
朝一番の日差しを浴びながら都会の真ん中でいただくドゥ マゴ パリの味わい深いコーヒーは贅沢な幸せの一時。しかも、ガーデンを目の前に今が旬のお花やグリーンに囲まれて・・・。
いつも頑張っている自分に、少しでも癒しの時間、ご褒美でもいかがですか?

2011年RHSJ企画 英国ガーデンツアー キャンセルのお知らせ

RHSJ(英国王立園芸協会日本支部)企画の英国ガーデンツアーの締め切りが5月末日でしたが、ツアー催行人数に到達しなかったとのことで、キャンセルになってしまいました。ご応募いただいておりましたお客様には大変ご迷惑をお掛けしました。
参加を希望されていた皆様方、申し訳ありませんでした。

RHSJ(英国王立園芸協会日本支部)の担当の方も近畿日本ツーリスト社も募集期間を延長したり、旅行前に必ずしもメンバーにならずとも参加OKと条件を緩めてくれたようですが、既にパンフレットに記載して告知していたことや、チェルシーフラワーショーの募集が終わらないと私達の旅行を募集できなかったこと等、広告掲載期間が短かった事や震災の影響等の条件も重なって、催行に達する人数が集まらなかった様子です。多くの方から、「えっ~?ツアー企画してるの?もっと早く教えてくれれば、他のツアーに申し込まなかったのに・・・」と言われました。皆さま、ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
次回、企画の際はもっと早めにお知らせしますので・・・。

マークがお勧めのお庭や日本ツアーでは初となるプライベートガーデンへの訪問を予定していただけに大変残念ですが、こればっかりは仕方ありません。
その代わりというのもなんですが、今年は少し違った英国の夏を楽しんでこようと思います。ここ何年間か多忙のため、ホリデーをとっていなかったマークも少しお疲れ気味のようです。
この時期のヨーロッパ・英国は大変気候がよく、お庭も充実しています。
英国人マークだから知っているお庭もあるようです。
その様子などについて記事をアップする予定ですので、イギリス旅行ができなかった方も画像で、英国の過ごしやすい夏のお庭をお楽しみ下さい!

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Dahliaダリア(英流通名:pom pon dahlia=ポンポンダリア)


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Kniphofiaニフォフィア(英流通名:Red Hot Poker=レッドホットポーカー、日本流通名:トリトマ)

余談ですが、英流通名のRed Hot Poker=レッドホットポーカーと言う植物名は暖炉の火鉢(例えば石炭や木炭)を鉄の棒(poker=火かき用鉄棒)でつついて火を巻き起こし、その鉄棒を引き抜いた際に真っ赤になっている様に似ていた事からその名前があるようです。→マークに教えてもらうと流通名の意味さえ楽しく理解できますね~!!そんな大した事でなくとも勉強になります。

ルドゥーテ「美花選」展 トークショー No.6

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ルドゥーテ「美花選」展の会期中に様々なイベントが企画されています。
こちらはトークショーのご案内ですが、イギリスの永遠に変わらない『花のある暮らし』×ガーデニング誌『My GARDEN 』とのコラボでトークショーを行います。

当日は、ミニガーデン「ルドゥーテの世界」の作庭についてのお話やガーデニングの本場イギリスを始め、ヨーロッパの方々がどのようにオープンガーデンや個人のお庭について考えているのか、ガーデンデザイナーのマーク・チャップマンと英国ガーデニング留学経験者の宮﨑千夏(ガーデナー:ブリティッシュクリエイティブデザイン所属)、松田清江氏(『My GARDEN』を発行するマルモ出版副社長)の3人によるトークイベントです。
詳細については以下に明記しております。

日時:6月17日(金)15:00~16:00
会場:Bunkamuraドゥ マゴ パリ テラス
参加費:¥2,000(ローズブレンドティー、オリジナルケーキ&お土産付(税込))
お問合せ先:マイガーデンクラブ(マルモ出版)TEL:03(3496)7046 担当:松田
Bunkamuraザ・ミュージアムにてチケット好評発売中(なくなり次第終了)です。

ご興味のある方は是非ご参加下さい。

マークス ガーデン 2011年6月 川口市(Marks Garden in Kawaguchi)

こちらのお庭を2010年11月に初めてブログで紹介した際には名前が決まっておらず「モデルガーデン」としていましたが、『マークス ガーデン』と新しく名前も決まって登場です。[過去記事はこちら]

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2010年8月~少しずつ作庭してきたこのお庭は、昨年のとっても暑い夏を乗り越えてきた植物やバラ達が根を張り、今年の春には生き生きと葉を茂らせ、癒しを与えてくれています。
このお庭のベンチで手入れの合間にゆっくりお茶を飲んだり、庭を眺めたり・・・。
つかの間の休息を与えてくれます。

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ピンクの花をつけるシモツケ          黄色の花をつけるフェンネル

このお庭は毎日のように手入れができません。そのため、手入れもや水遣りもなるべく手間がかからないようにローメンテナンスを念頭にデザインしています。
ローメンテナンスと言っても庭は家と同じく手入れをしないと、どんどんひどい状態になっていきます。
植物大好き、ガーデニング大好きなマークはこのお庭に来ると日が暮れるまで、時間の許す時まで手入れしています。
昨年の夏、一時はダメかと思った植物達もなんとか再生し息を吹き返しました。
こんなときの植物の判断って、「マークは植物のお医者さんみたいだな~」とつくづく思います。どんな状態になったら水を欲しがっているのか、どんな状態になったら再生する為に手入れするのか・・・、マークとお仕事していると常に勉強になります。

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フェンネルのふわふわ感がいいですね~             もう少しでラベンダーが咲くかしら???     

こちらのお庭でデザイナーのマーク・チャップマンが先日、ガーデニング誌の「花ぐらし」(JAグループ家の光協会)さんより取材を受けました。当日はお天気にも恵まれ、無事撮影は終了しましたが、撮影用には少し花が早い時期だったかな?そんな事もあり撮影部隊は再度日にちを改めて来てれるとのこと。花は少なくともグリーンやカラーリーフプランツ、植物の持つ形状や色合いで十分、魅力的なお庭ですが、どんな感じで雑誌に載るのでしょう?今から発売が楽しみです。
発売日が決まりましたらブログにてお知らせいたします。

フランス・ツルーズ編(France, Toulouse) No.1

本日は、ルドゥーテやBunkamuraのパリ祭にちなんでというか、フランスのお話。

南仏Toulou(ツルーズ)に知り合いがいて、遊びに行った時・・・。


現地に金曜日の午後に到着後ランチ(Lunch)を頂いた。白菜・クルミ・チーズのサラダをオリーブオイルとビネガーのドレッシングで、クスクス(北アフリカでひき割り麦を蒸して作る料理)とクロワッサンのシンプルなものなのにとってもおいしかった。

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やっぱりフランス人の味覚は違うね~。
その後、町散策に出たのにシエスタでほとんどのお店は閉まっていました。
「フランスでもシエスタがあるとは・・・」と思っていたらここはピレーネ山脈の麓、スペインに近い南フランスだという事に気がついた私・・・。田舎の町ではシエスタ習慣が残ってるのかしら~???
でもこの時間帯のレストランは混雑しててみんなワイン飲んで長めのランチタイムを摂っていました。
そう、金曜日の午後は既に休日モード。どのレストランでもワインを飲みながらのカジュアルランチが主流みたい。全ての企業、人々ではないのですが、その傾向が強いよう。
いいな~ヨーロッパのこんなゆる~い感じ。

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古い町並みがとても綺麗な一枚でした。    こちらはサンテティエンヌ大聖堂

最初にこの町を築いたローマ人、3世紀にキリスト教が伝えられ、中世には藍染料etcの交易で繁栄したこの町はコンコルドを代表とするエアバス社(Airbusフランスの航空会社で日本ではアメリカのボーディングが主流ですが、スターフライヤーはこちらの機種)の参入で、航空産業が盛んになったようです。
また、ここは3つの大学を中心に11万5000人の学生が集まる学園都市でもあるそうです。

「ルドゥーテの世界」ミニガーデン植栽変更 No.5

梅雨入りしてからというもの、東京は雨が降ったり、晴天になったり、曇りの日になったり天気予報どおりではなく、コロコロと気温も変化します。
直射日光を浴びれない、吹き抜けの場所にいる植物達も激しい雨に当たったかと思えば、翌日は晴天で乾燥していたり、ちょっと、お疲れ気味のようで先日一部変更を行いました。

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入替えと手入れを行うデザイナーのマーク・チャップマンです。


Redoute_0607_01.JPGのサムネール画像
水遣りをするマーク


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アメリカアジサイ'アナベル'の咲き始めの薄いライムの色合いが涼しげです。
ホスタ(和名:ギボウシ)やアガパンサスも花を付け始めてきました。

Bunkamuraザ・ミュージアム パリ祭 No.4

花の画家ルドゥーテ「美花選」会期中にBunkamuraドゥ マゴ パリ祭*1)が開催されます。
期間や時間帯等の詳細と内容は以下をご覧下さい。

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期間:2011年6月18日(土)~26日(日)
時間帯:11:00~19:00
場所:Bunkamura B1F
内容:Marchandises(雑貨)、Musique(音楽)、Appetit(食)・・・盛り沢山

テラスにはマーク・チャップマンとガーデニング業界を支える企業のコラボで出現したお庭がお出迎え。
マークはイギリス出身ですが、イングリッシュガーデンのお庭ではありません。
今回、ルドゥーテの作品から得たインスピレーションでお庭を作庭していますので、マーク流スタイルでのミニガーデンです。
どうぞ、この機会にBunkamuraのパリ祭にて日常と違った雰囲気、芸術、楽しいイベントをご堪能あれ!!
*1)パリ祭とは?→フランスで「キャトルズ・ジェイエ(7/14の意味)」と呼ばれるフランス革命日のこと。現地では、パレードや打ち上げ花火でイベントが盛り上がり、パリっ子が毎年楽しみに待つ一大イベントの一つです。

ハーブオイル(Herb oil)

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以前から、ローズマリーやタイムでハーブオイルを作ってみたかった。
そのためには、可愛いビンが必要。キッチンに置いておくだけで絵になるようなヨーロッパでよく見かける形のビン!!
ず~っと、おしゃれな雑貨屋さんやホームセンターで探してました。高すぎてもダメ、安すぎてもちょっと怪しい・・・。
海外だったら、こういう時すぐに理想的なビンが見つかるんですが、ここは日本。。。
難しいですね~。

でも、ついに数百円くらいで見つけて思わずまとめ買い。
ずっと、作るチャンスを伺ってました。
今回、挑戦したのはタイム!!

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今回はビンが少し小さめなこともあって、分量は適当ですが・・・。
【材料】
 たまねぎ 4/1
 タイム 適当
 黒粒コショウ 5個くらい
 エキストラ・バージン・オリーブオイル 適量
【作り方】
1.たまねぎをみじん切りにする。
2.じょうごを使ってビンに入れ、黒粒コショウを加え、タイムを入れる。
3.なべで人肌(37℃くらい)に温めたオリーブオイルを、じょうごを使って2.のビンに注ぎ、フタ(又はコルク)を閉める
4.ハーブの香りが抽出されるまで2週間くらい冷暗所(常温)で保管して、なるべく早めに使い切る。


さ~、どんな料理に使ってみようかな~???

海老名フォーシーズンメモリアル 植栽後の経過

4月初旬に植栽工事(神奈川県海老名市)終了の記事をお知らせしましたが、こちらは神奈川県海老名市に4月下旬オープンしたばかりの[海老名フォーシーズンメモリアル]です。当時の記事は[こちら]
5月、こちらにメンテナンスで伺った際には植物達も元気に育ち、以前よりも大きくなっていました。
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当時咲いていた水仙の花柄や黄色くなった葉、枯葉や小さな雑草も取除きます。
この時期にはヒューケラも大きく葉を伸ばし、小さかったイングリッシュラベンダーもつぼみを付け、アジサイもグングンと緑の葉を付けていきます。

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こちらは私設霊園ですが、緑あふれる癒しを、四季折々の植物から得るエネルギーを感じていただきたく、いつ、どんな時期に訪れても興味を持ってもらえるようにデザイナーのマーク・チャップマンが植栽デザインを行い、総合監修を行っております。
管理棟の前には贅沢なプライベート空間のような庭を配し、大きな樹の下で寛いでいただけるようにサークルベンチを設置しています。

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まだ、写真では観察できませんがつるバラ、キョットミント(ネペタ)、ムラサキセンダイハギ、アメリカアジサイ'アナベル'、カメリア'エレナ'、ラミウム、ビンカ、ツルマサキ、メギ、エキノプシス、シルバープリベット、ジューンベリー等数多くの植物が植えられています。
まだ、植栽したばかりです。これからの植物の生長が楽しみですね!!

ルドゥーテ「美花選」展 ルドゥーテの作品 No.3

【1】                         【2】
【1】《バラ、アネモネ、テッセン》『美花選』より.jpg     【2】《アネモネ》『美花選』より.jpg

【1】こちらは今回の花の画家ルドゥーテ「美花選」展のポスターやチラシ、冊子などのトップに掲げられるバラとアネモネ、テッセンの銅版画です。
ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ 『美花選』より 《バラ、アネモネ、テッセン》 銅版画 コノサーズ・コレクション東京

【2】アネモネの銅版画
ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ 『美花選』より 《アネモネ》 銅版画 コノサーズ・コレクション東京


【3】                         【4】
【3】《バラ》『美花選』より.jpg     【4】《パンジー》『美花選』より.jpg

【3】ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ 『美花選』より 《バラ》 銅版画 コノサーズ・コレクション東京 

【4】ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ 《赤のラナンキュラス、紫と黄色のパンジーの花束》 黒チョーク・水彩・白のハイライト・アラビアゴム、ベラム コノサーズ・コレクション東京
【4】の作品はベラム(Vellum)という子牛の皮から作られた上質な紙のような状態の画材に描かれた貴重なの一枚で、非常に滑らかで、水彩画絵の具を使用する場合、紙に比べて絵の具のしみこみが少ないため色の発色が良い点があるそうです。昔々、カメラや写真を残す技術がない時代に絵の具の鮮やかな色が冴えるベラムは植物や美しい花を再現するには最適な画材の一つだったそうです。しかし、やり直しの効かない画材だけに扱いの難しさもあり、高い技量を要求され、ルドゥーテはこれを使いこなしていたということは腕が確かであった事を物語った証拠でもあったのでしょう。


ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759-1840年)はフランス革命前後の時代、王族貴族や上流階級の人々に「花のラファエロ」あるいは「バラの画家」と称えられ、植物画家としての名声を築き上げました。学術名がまだ確立していない頃の画もあり、今回のBunkamuraザ・ミュージアムは見ごたえたっぷりです。
そんな、ルドゥーテ「美花選」展にミニガーデン作庭でご協力できた事、光栄に思います。なんと言っても、Bunkamuraザ・ミュージアムのスタッフの芸術に対する想い、士気が大変高い!!
庭造りもArt(アート=芸術)と考える私たちにとっては「見習うところ多し!!」でした。

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彼の作品からインスピレーションを受け、デザイン・設営したミニガーデン「ルドゥーテの世界」
花の画家ルドゥーテ「美花選」展と同時開催で5/29~7/3まで出現しています。
是非、この機会に東急渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムへお立ち寄りください。
    

ルドゥーテ「美花選」展 プレス内覧会 No.2

先月末、ルドゥーテ「美花選」展の開催に先行して、プレス内覧会にご招待を受け出席して参りました。

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当日は、Bunkamuraザ・ミュージアム チーフ・キュレーターの宮澤政男氏のルドゥーテの歴史や作品に関するギャラリートークを展示作品のテーマごとにご案内していただきました。このテーマごとに配置している作品一つ一つを飾る、その作業がとても繊細な作業で、何度も修正や深夜作業が続いたと担当の方にお聞きしました。
ご来館くださる皆様にどのようにルドゥーテの作品を理解してもらえるか、ルドゥーテの素晴らしさを伝えるか、担当された方の想いが伝わってきます。

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(画像は広報の了解を得て撮影しております)

こちらの内覧会には華道家の假屋崎省吾さんもいらしていました。(小心者の私・・・いつも多くの方々に囲まれていた假屋崎さんにお声がかけられず、残念ながら写真を撮っておりません・・・)

このギャラリートークの後は会場を出てすぐ目の前のドゥ マゴ パリ テラス(Bunkamura B1F)でカクテルパーティをご用意いただいておりました。
マーク・チャップマンのデザイン・施工した(深夜、台風の中・・・)お庭を囲んでの気軽なお話の中で、こちらのBunkamuraの建物は船が出航する時をイメージして船の形で建築され、ドゥ マゴ パリ テラスの庭がある一角は吹き抜けになっているのはそのためのものとお聞きし、施工当時、雨が降りしきる中この建築物の意味がわかっておらず、「屋根があればな~」とめめしく思った事がありました。
しかし、その建築家(Architect)の想い・芸術(art)・建築(Architecture)に関するお話をお聞きし「なるほどね~!!」と思いました。
芸術文化発信のBunkamuraザ・ミュージアム、来訪の度に情報がいっぱいです!!

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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