2011年2月アーカイブ

イギリス イングランド・バース (England, Bath) No.1

先日、チェルトナムのB&Bをご紹介しましたが、今回ご紹介するBath(バース)はチェルトナムからも日帰りで行けるお勧めの場所です。

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ここはお風呂の(英語:Bath)語源になった土地

紀元前にローマ人の温泉・社交場になって栄えた土地で、小さくて可愛らしい街の一つです。
観光客も多いことから街も整備されて、公園も綺麗に花々が植栽されて年配の方を始め、子供づれの家族も多く、皆さんが大満足できる場所ではないでしょうか?

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皆、芝生の上でランチしたり、お昼寝をしたり、フリスビーをしたり、思い思いの時間を過ごします。

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小さな街ですので、ゆっくりBath Abbey(教会)、Roman Bath(ローマ風呂)、Royal Crescent(ロイヤル・クレッセント)公園などを観光し・お買い物をするもの楽しいですよ!!

パブ (Pub) No.1

英国にはパブ文化というものがあります。
このパブの由来はPublic House(公衆の家)から来ています。
パブ(Pub)とは、イギリスで発達した酒場のことで、類似呼称にバーがあります。
アメリカでは同スタイルの酒場はバーと呼ばれていることが多いようで、日本では洋風の居酒屋のことを「パブ」や「バー」と呼んでいるようです。

英国人のマークに聞くと、「パブを語るなんて、1回じゃ終わらない課題だよ」と言われてしまいました。ということで、時々この話題に触れることになるだろうと思い、本日はNo.1(第1回目)とタイトルに入れてみました。

さて、この日はOxford(オックスフォード)外れにある古い造りのパブでランチを摂る事に・・・。

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こちらのパブの外は古い石造り、内は新しくて少しモダンな感じ。
ちょうど、私を訪ねて旅行していた母親はイギリスの名物料理「Fish & chips(フィッシュ・アンド・チップス)」(鱈のフライとフライドポテト)をご注文。


このイギリスの名物料理「Fish & chips(フィッシュ・アンド・チップス)」について詳しくは別の機会にお話することにしますね。

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英国のパブは昔、昔、ローマ人が英国に辿りつき、道を築き、各地を旅してまわった際に休憩場所として※1) Ale House(エールハウス=ビールハウス)を築き、宿泊するためのInn(イン)という施設を併設してきました。その名残で、今でもパブと宿泊施設が一緒になったINN(イン)と言う建物があります。しかし、現在では英国の法律が変更したり、経営者が変更したりと様々な事情が重なり、Inn(イン)と書いてあっても宿泊できない場合があります。
パブはあくまで酒場で、宿泊施設はありません。
英国の人達は地元のパブに通い、仕事や友達同士の集まり、一日の出来事を語り合います。gosship=井戸端会議の場所でもあります。

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夏の夜長、パブに併設するガーデンにて飲む1杯は格別です!!
パブのオーナーによって、ガーデンやハンギングバスケット等の草花、植物装飾に力を入れている所が違うので、素敵なパブを探し歩くのも英国滞在中の楽しみの一つでもあります。

※1) Ale(エール)とはイギリス、アイルランド、ベルギー、ドイツ、カナダ東部の州、およびアメリカ合衆国の地ビールで一般的。ビールの一種で製造工程が違うようです。

イギリス イングランド・チェルトナム (England, Cheltenham) No.2

先日Cheltenham(チェルトナム)のB&Bをご紹介しましたが、こちらのB&Bに宿泊している時に両親とSudeley Castle(シュードリー城)→Hidcote Manor Garden(ヒドコット・マナー・ガーデン)→Kiftsgate Court Gardens(キフツゲート・コート)を周り、その帰りにコッツウォルズ北部にあるBroadway(ブロードウェイ)に寄るルートでガーデンを見て周りました。

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8月の中頃に周遊した時、ガーデンは夏の終わりという事もあって少し見所を過ぎてる感じでしたが、芝生には緑が戻り、生き生きしてました。イギリスの芝生は暑すぎると茶色くなってしまうことが多く、少し涼しくらいが芝生にとっては良いようです。

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両親の歩くペースが思ったよりスローだった為、色々見せたいと思って欲張っていた私の計画をところどころ変更することになりましたが、レンタカーでの周遊、自由気ままな個人旅行だからできた事。
疲れたらカフェに入り、散歩がてら気になるショップや個人宅の庭を覗きながら気ままに周遊。
時間と計画の変更には余裕があります。
ただ、英国やヨーロッパのレンタカーはマニュアル車が当たり前。オートマティック車を希望の方は少し高めの料金設定にはなると思いますが、早めにレンタカー会社での予約をお勧めします。

バラ エデン・ローズ88 (Eden Rose88)

これなんだと思いますか?

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英国から届いたばかりのバラの裸苗です。
先月、滋賀県在住のお客様からのご依頼で英国のピーター・ビールス・ロージーズ社からバラの裸苗を取り寄せました。バラを輸入する時は冬眠期に入るこの時期に裸苗で送られてきます。日本への入国は関税で土を落とす決まりがある為、英国を出発する前に現地のスタッフに苗を洗ってもらい、土を落としてビニール袋に密閉して送ってもらいます。

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到着後すぐにマークが袋を開けて苗を確認します。

傷ついて芽が折れたりしてないか?
ダメージを追ってないか?
無事に到着しているかどうか?etc

バラはやっぱり生きています。英国を飛び立った時は寒さで冬眠期に入り、動かなかった芽がビニールの袋の中で暖かくなってきたのを感じて一瞬動きだきました。
その後、お客様の手元に届いた苗たちは栄養たっぷりの上質な土に植えてもらいました。
そうなんです、最近の寒~い日本の気候に順応して再度動きが止まり、春を待っています。こちらのバラたちは[Eden Rose88(エデン・ローズ88)]と言うつるバラです。

グループ:つるバラ
ファミリー(家系):モダンつるバラ
花色:ピンクの中間色
花咲:継続的に開花(英国内での状態)
花房:カップ咲き
花のタイプ:八重咲き
花のサイズ:大
作出:1988年 Meilland
別名:ピエール・ドゥ・ロンサール

ちょっと複雑なお話ですが、こちらのバラはピエール・ドゥ・ロンサールと同じバラなんです。フランスを始め、ヨーロッパの一部の国や地域ではピエール・ドゥ・ロンサールと呼ばれ、英国では「エデン・ローズ88」と呼ばれています。
よく「エデン・ローズ」と間違われるのですが、'88'と付くだけで全く違うバラなんです。
このバラをお取り寄せしてくださったM様はこのバラの名前に一目惚れしたとおっしゃっていました。先日も[マクミラン・ナース]についてお話しましたが、植物の名前の理由を探っていくと色々な歴史や作出者の思い入れがあり、ロマンティックですよね。

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今年の春、花が咲くのが楽しみです。

ロンドン コロンビア・マーケット:花市場 (Columbia market, London)

今日は花市場のお話

こちらのマーケットはロンドンの東側にある[Columbia Road(コロンビア・ロード=道の名前)]で所狭しと植木や切花、ハーブ、鉢植えetcが低価格で売られているColumbia market(コロンビア・マーケット:花市場)です。
日曜の朝早い時間帯~昼の2時ごろまでしかやってない花市場です。こちらのマーケットはロンドンという事もあり、観光客も多くご存知の方も多いはず。

最寄り駅は観光客や初めての方々にはわかりやすくお伝えするとLiverpool Street(リバプール・ストリート)が利用しやすいと思います。ちょっと、歩きますが、その他にも[Spitalfields market(スピタルフィールズ・マーケット)][Brick Lane(ブリック・レーン)]等、おしゃれな雑貨屋さん、古着屋、レストランがあり1日過ごすことができます。
この地区は少し治安が不安なこともあり、物価が安く、有望な若手アーティストが多くなってきている注目のロンドンスポットですが、お出かけの際は十分身の回り品や貴重品には注意しましょう。

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私もここには何度も足を運んだことがあり、どこに何が売られているかわかってはいるんですけど、いつ行ってもウキウキしてしまう(安いだけで、商品が悪い時もありますので、しっかり商品はチェックして下さい!!)

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時期によっては球根類も豊富に売られています。

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マーケット自体は大きくないもののいつも人でごった返してて、威勢のいい掛け声で※1) 'two for a fiver'(ツゥー フォー ア ファイバー:2つで£5っていう意味)と言って大きな声が飛び交っています。ちなみにcockney(コックニー:ロンドンっ子の強いアクセント)で江戸っ子のような独特の発音なので、話しかけても理解できないことが多々あるかもしれません。

日本では魚屋さんや八百屋さんがこんな感じで威勢良く声を掛けてくれますが、イギリスでは魚屋さんではなく、お花屋さんらしいです。
それもまた、イギリスらしい...

※1)fiver=£5のスラング

ロンドン ラテンカーニバル (Latin Carnival in London)

先日、植栽工事の帰り道、某街道沿いあるガラス張りのダンススタジオに目が留まりました。
そのダンススタジオではフラメンコだと思うのですが、生徒さんと先生が練習中。
練習着と言えども色鮮やかな衣装で踊っています。
ふと、ロンドンのラテンカーニバルを思い出しました。


ロンドンでは季節の良い夏になると様々なイベントが毎週のように行われ、すごい活気と、人ごみの中、数多くの人が集まります。
その日は天候にも恵まれ、暑かった~。
カーニバルもさすがラテン!!

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タンゴ、ブラジルのサンバ、南アメリカ民族のダンスetc種類も様々です。

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ブラジルのサンバを踊るこのリズム感があの天才的なFootball(サッカー)の神様を作りあげるんだな~と納得!!

ブラジル・アルゼンチン系だけじゃなくあのリズム感はすごい!!
ロンドンには世界各国の国籍が違う人種が生活しています。
その翌週にはIndian Carnival(インディアン・カーニバル)、サンバカーニバルなど色々なところでイベントをやっています。

雪が舞い降りる今日のような天気の時には特に夏が恋しい。。。
英国旅行の際はチェックしてみてください。

チョコレート (Chocolates)

英国人って、本当にチョコレートが大好き。
これは、英国人だけではなくて欧米の方には本当に嬉しいプレゼントのようです。

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ボックスチョコレート(箱入りチョコレート)

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私の知っているイギリス人のほとんどがボックスチョコレートを手にする時、その箱に書かれているチョコレート一つ一つの説明書きを注意深く呼んで「どのチョコレートを選ぼうかな~」ってワクワクしながら、悩みます。

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私的にはどれでもいいじゃん??って思うのですが、そのチョコレートを選んでいる時、とってもhappyなご様子。
子供から大人まで・・・。
80代のおじいちゃんからおばあちゃんまで...。
私の知っているおじいちゃんはスーパーに買出しに行った際に、おばあちゃんと自分の分と各々1つずつ好きなチョコレートを買って帰るのが楽しみの一つなんですって・・・。何とも可愛い!!しかも、このおじいちゃん板チョコを刻んでミルクと混ぜ合わせ、本物のホットチョコレートを作り、ソファに腰を下ろして本を読みます。これ毎晩、寝る前の習慣なんです。甘党なおじいちゃん、これだけはやめられないみたいで、おばあちゃんはおじいちゃんのためお菓子を作るときはカロリーの低いお砂糖を使ったり、食事に気を使っています。
英国人のチョコレート好き。
皆さんもよ~く観察してみてください。

Antique/アンティーク:art nouveau(アールヌーボー)

本日はアンティークの置物編
こちらはオーナーがフランス旅行の際に購入してきたアンティークです。

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Clock Art Nouveau (アールヌーボー時代の時計)

アールヌーボーとは19世紀末に栄え、日本美術の影響を受けたヨーロッパで花開いた新しい装飾美術の傾向を総称しています。
Art Nouveau (アールヌーボー)はフランス語で、イギリスやフランス等のヨーロッパの国々でアンティーク・マーケット等の骨董品巡りやTVで放送されている番組を見ているとよく耳にする美術品です。

女性のような柔らかい曲線美が特徴で、ヨーロッパの家具によく見かける猫足は特にその時代の特徴が反映しています。

イギリス イングランド・チェルトナム B&B編(England, Cheltenham) No.1

今日はチェルトナム(Cheltenham)という街にあるお勧めのB&B(ベッド&ブレックファースト=朝食付宿)をご紹介します。

チェルトナム【Cheltenham】 は英国イングランド南西部、グロスターシャー州にある都市で、1715年に鉱泉が発見されて以来、温泉保養地として発展してきました。
コッツウォルズ地方には有名なガーデンも多く、観光客にも人気の場所ですが、そのコッツウォルズに近く、観光に便利な拠点となる地でもあります。
1830年に建てられたリージェント様式のピットビルバンプルームや、作曲家グスタフ=ホルストの生家だったホルスト博物館などがありますが、この地が英国内でも人気があり、有名なのは毎年3月にチェルトナム競馬場で障害競走の祭典が催され、競馬・乗馬好きなエリザベス女王や王室の方が多く訪れる土地だからです。

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Christ church(クライストチャーチ)

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チェルトナム市内の公園

このチェルトナムの便利な場所にあるB&B[Steyne Cross(ステインクロス)]は部屋数は少ないながらも清潔で、食事も大変美味しい!! 個人旅行で英国を周る方、団体旅行から個人旅行でトライしてみたいけど、ちょっと不安、英語に不安がある方、英国は大好きだけど、食事がちょっと・・・と言う方にはお勧めの宿です。
英語教師の英国人旦那様ジョンさんと日本人奥様のスミ子さん夫妻が経営し、ここでは短期の英語レッスンもホームステイで受付けてくれます。
詳しくはHPをご覧下さい。

このB&Bの近くにはSudeley Castle(シュードリー城)、Hidcote Manor Garden(ヒドコット・マナー・ガーデン)、Kiftsgate Court Gardens(キフツゲート・コート)などがあります。
もし、車の運転ができる方でしたらBibury(バイブリー)やコッツウォルズ北部にあるBroadway(ブロードウェイ)も近くなので、ここを拠点に観光されるのもいいかと思います。
車を運転しない方にはバスを乗り継いで行く方法を教えてくれますし、予算に余裕があれば有料でガイドも受付けてくれます。

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チェルトナムの街

お勧めはご主人のガイドで行くハイキングと奥様の料理!!
早めの予約と天候がよければ、ハイキング好きのご主人がwalk pathに案内してくれますし、そこで食べる昼食は本当に最高!!
奥様の料理も日本人好みの味で、英国の食事に不安のある方には本当に助かります。
手作りジャムも最高です!!
こちらのB&Bは大変人気があるため、早めの予約がお勧めです。

バラの剪定と誘引

先日、バラの剪定と誘引、その他のお庭の植物の手入れでお邪魔した調布市T様邸。
こちらのお宅のバラ達はとっても元気で丈夫、枝も太くてたくましく生長中。
ただ、T様のお悩みは「バラは好きだけど、ちょっと大きくなりすぎてこの先どうやって手入れしていいのやら、誘引や剪定していいのやら、本を見ながら勉強しているもののわからないことだらけ...。かっこ良く素敵に仕立てたいのだけど...」
そんな時に私達の会社、そしてマークに頼っていただきました。(ありがとうございます!!ご紹介いただきましたミストラルさんありがとうございます)
お庭を一通り、観察してどんな植物がどんな状態で植わっているか、T様の意向や意見をお聞きしながらプロとしてのアドバイスをさせていただき、作業開始。

隣接しているご近所様のご迷惑にならないようにニュードーンをトレリスに誘引。トレリスは将来的にはもっと丈夫なものに変更した方がいいことをお伝えし、今回は応急処置を行いつつ剪定。

次はこれまた大きく成長したサマースノーに日が当たるようにしたいということで、思い切って、その前に植わっていた2本のコニファーを撤去。
サマースノーは太く、大きく育ち過ぎていて、少し思い切って剪定する必要がありました。というのもこのサマースノーにはオベリスクがあるものの少し頼りない状態。もっと、このサマースノーを感じよくしたいとおっしゃっていたので、本日はこれまた応急処置にはなりましたが、剪定、枝の整理をさせていただき、次回に強固なオベリスクやフェンスetc構造物をご紹介させていただく予定にしています。
こういった場合、悩みます。
枝が太く大きく育っているので、できれば強剪定はしたくないし、オベリスクは何とかしなくちゃいけないし...。そうなんです、若い枝であればまだ柔らかいので、素直に誘引に応じてくれるんですが、大きくなると素直じゃないんです。

T様はご自宅を購入された時に植物が既に植わっており、どうすることもできず現在に至るとおっしゃっていました。ガーデニング好きの方ですから、ハウジング会社の植栽では納得できず、徐々にご自分のスタイルや好みの植物を植えたり既植物たちを撤去したり、変更してきたようです。それって、当然のことだと私たちは思います。ご自分のお庭ですもの、好きな植物やお庭にしていきたいですよね!
T様のように困っている方、案外多いと思います。

マークがよく「庭は部屋のようなもの。ただ、その部屋が外の屋外にあるってだけのことなんだ。だから、好きな家具や絵や写真に囲まれているように庭も好きな植物やデザイン、機能性を考えるべきだ」って言ってました。

話が脱線してしまいましたが、お次は道路際にあるピエール・ドゥ・ロンサール。
こちらにもオベリスクはあるものの誘引するにはもう少し若く、枝が柔らかい時が良かったかな...???ということで、オベリスクに誘引する部分とピンコロ石と呼ばれる一段上がった花壇(レイズドベッド)の間に誘引する部分と分けることにしました。
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最後に大きな大きなオフェーリアを壁にビスを入れてワイヤーで這わせます。
こんなところって、マーク流の技術が出るんです。
ピンッと張って、誘引して花芽を多く付けるように剪定しています。
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窓がふさがってもOKとのことでしたので、今回は窓を覆うように這わせることに...。
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冬場はバラの冬眠期。ですが、関東では冬といってもバラにとっては暖かい為、この寒さでも青々と葉をつけ、ツボミを付けたアイスバーグ、花が咲いてるサマースノー。こういう時はわざと葉を落とし、ツボミや花柄は切り詰めて、休憩させてあげます。「あらっ、もったいない」と思われるかもしれませんが、5月~夏までその年一番の花を咲かせるため、植物にも休憩が必要です。
もちろん、天候や気温、植わっている場所やバラの種類によって花芽の付き方も剪定方法も違います。バラやガーデニングは難しいと思われがちですが、植物たちの性質や性格、状態を植物の気持ちになって労わってあげましょう。

T様、今回のお庭のお手入れ、バラの剪定・誘引にご満足いただけましたでしょうか?
「今年の春は例年以上に楽しみです」とおっしゃっていただき、私たちも感謝です!!
また、何かありましたらご相談ください。

マークのバラ誘引・剪定技術はさすがでした!!

ジンチョウゲ (Daphne odora)

この時期、寒くて庭にも花や緑が少ないと感じる季節ですよね~?
寒いとお庭へ出る機会も少なくなりますが、植物達も春が来るのを土の中で静かに待っています。

寒い、寒い、この時期にガーデニングなんて!!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この季節にだけしかない特典もありますよ!!それが・・・ジンチョウゲ!!
とっても優雅で、高貴な香りを放つ植物なんです。
日本名でも沈丁花という漢字がありますから、ご存知の方も育てている方も多いはず。

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ジンチョウゲ(学術名:Daphne odora) 

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ヨウシュジンチョウゲ(学術名:Daphne mezereum) 

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ダフネ・ブホルア(学術名:Daphne bholua)

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ダフネ・ブホルア 'ジャックリーン・ポスティル'(学術名:Daphne bholua 'Jacqueline Postill') 

もし、ご自宅に沈丁花があるなら、どこかで見かけたなら、ちょっと足を止めて観察して香りを嗅いでみてください。
ふっくらとしたツボミがそろそろ開花しますよ!!

格安航空券

ヨーロッパには格安航空券が充実しています。
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代表格のRyanair(ライアンエアー格安航空機)
[Ryanair/ライアンエアー航空]

例えば、数年前ライアンエアーにてローマ・チャンピーノ空港→イギリス・ルートン空港へ。
皆さん驚かれると思いますが当時、片道一人60ユーロ(約¥9,000くらい)、イギリス・スタンステッド空港→スペイン・バルセロナジローナ空港まで航空券片道一人5ペンス=約¥100+空港税約¥5000+荷物代約7~10ポンド=約¥1,500~2,000で計約¥6,600~。
これ海外旅行の値段ですよ!!日本じゃ考えられない安さです。
今でこそ日本にもAir Asiaなる格安航空券が進出してまいりましたが...。でも、この値段ハイシーズンとオフシーズン、平日と休日前、出発日が近づいてくれば、もちろん変動します。
航空代金より空港利用税の方が高いことはザラです。
(以前は空港利用税¥2000くらいでしたが、国外消費を懸念してイギリスは空港利用税を引き上げ約¥5000くらいに値上がりしました)
ヨーロッパでは航空券の価格破壊が進んでいて飛行機代は激安。でも座席指定もなければお菓子・ジュースは有料です!!
フライトアテンダントのサービスも期待してはいけません!!
ロンドンだけでもヒースロー空港以外にルートン空港、スタンステッド空港、ガトウィック空港、ロンドンシティ空港と国際線があります。このように小さな空港は利用税が安いため航空券代も価格を抑えられているようです。ただ、格安ですので、航空券の変更も払い戻しも応じてもらえないことも可能性としてあります。
交通もcoachと呼ばれる路線バスや列車、空港と空港を結ぶシャトルミニバスも運行されています。
常に路線や時刻表も変更しているのでホームページで確認して下さい。

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Easy Jet/イージージェット航空(写真はWikipediaより)

その他にも上記のように[Easy Jet/イージージェット航空]
[bmi/ビーエムアイ航空]etc航空会社はあり、ヨーロッパを結ぶ路線を網羅していますので、あちらへ旅行の際は移動の手段として検討してもよさそうですね。
各航空会社のHPを確認してみてください。

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)

英国東部リンカーンシャー生まれ。国内4つの専門カレッジでデザイン、園芸を学び資格習得。長野県の英国式庭園ヘッドガーデナー及びデザイナーを経て、ブリティッシュクリエイティブデザイン社設立、2011年よりマークスガーデンアートを展開。(マークからのご挨拶)


英国の専門カレッジでデザイン・園芸を学び、チェルシーフラワーショー金メダル獲得メンバー等を経験。2008年入社、英国で得た知識や感動を伝えたくてブログを書く日々。好きな庭仕事は雑草取り。

ガーデンデザイン・ランドスケープデザインの提案・設計・施工・維持管理、ガーデングッズ/ファニチャーの輸入販売等を全国各地でご提供しています。

書籍:小さなスペースをいかす美しい庭づくり

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